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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

スーパーサイズミー!

去年の暮れに日本で上映していた(アメリカではもう2年前の上映だったんだけどね)世界一体を張ったドキュメンタリー映画、
「スーパーサイズミー」やっとDVDで見ました!
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「スーパーサイズは如何ですか?」
と薦められたら,必ず食べなくては行けない!と言う事をルールに監督 モーガン・スパーロックが一ヶ月毎食マックを食べ続けたらどうなる!?
と言う恐ろしいドキュメンタリーなのだ。この映画結構考えさせられる。

いや,怖いね、ポテトのスーパーサイズなんか800カロリーもするんだぜい。
しかも栄養分は油。そんなもん毎日食べてたら体がおかしくなるよね。
実際モーガンには2週間ぐらいでドクターストップがかかる。
アメリカの学校ではファーストフードや冷凍食品を学校給食に取り入れている所もあるそうなのだが、昼休み、ご飯はポテトチップスとコーラとか言う小学生の女の子達を見ていたら末恐ろしくなったよ。
子供のころからそんな食生活してたら、絶対頭アホになる。体も壊す。かけてもいい。アメリカ、崩壊するよ。あんたらの好きな戦争も、糖尿病の兵隊ばっかだったら戦力激減よ。
そして今マクドナルド率いる極悪食品企業は世界中に進出して世界中の子供達の脳と体を壊している訳だ。
気をつけよ〜。私はほとんどファーストフードは食べないが(だってまずいから)、特に子供にあんなものを喰わすのはやめよう。たまに私はある種の儀式のように一人でマックを食べる事があるけどね。引っ越したときとか、企画が通ったときとか、2ヶ月に一回ぐらい、一人でその小さな勝利につばを吐きかけるように、チーズバーガーを食べたりする。
「ああ、まずい。うぬぼれんな、私。私はこのようなまずいものを大量に消費、生産する恐ろしい競争社会にいきているのさ。カウンター内の店員は私の事を見ても居ないさ。私は資本主義社会の駒に過ぎないのさ。」と言う事を再確認するのだ。

最近気がついたのは「愛情」というのは日々の物質の支給と供給の繰り返しだってことだ。
以前拒食症で自殺未遂を繰り返していた時、私は常に愛されたかったし、愛したかった。でも愛はいつも空回りしていた。私はいつも悲しかった。
その時考えていた愛とはもっと空想の中にあり、そして不安は形も無いまま日々私を襲っていた。
でも愛とはそんな目に見えないものではないのだ、と今思う。
毎日にゃんにご飯を作る。そして毎日隣で寝る。窓から朝日が入る。朝日に輝くにゃんの頬がかわいい。毎日、たくさん、太陽を浴びて、毎日ちゃんとしたものをたくさん食べて、毎日たくさん洋服汚して、遊んで、お風呂に入って、ぐっすり寝てほしい。
そういう日々とはつまり、食料を摂取させたり、布団を干したり、と言う具体的な事の積み重ねに過ぎないんだな。そしてそれらの物質的支給とは、つまりは私の母が私にしてくれて来たものであった。
そしてそうやってちゃんと愛されて育った人の笑顔はとてもかけがえの無いものだと思う。
結構そんな日々を続けるのは大変な事なのだよ子供達よ。世の中には事故や病気、地震、戦争、災害、そしてドラッグ、アルコール、売春、借金、いろんな怖いものがあるんだよ。
私はにゃんに健康で、笑顔の美しい人間に育って欲しい。
いつかにゃんが子供時代を思い出した時、その日々が明るい光や賑やかな声やおいしい食卓に満ちていてほしいと思う。
だから、「3歳ぐらいの時、毎日のおかず、マックの500円セットだったなあ。しかも一人で食べてた。暗い部屋で。」じゃ、さみしいじゃないか。

と思ったら、500円セットは無くなるらしい。
マックがまた値上げ
商品価格が定まらない事は顧客のマック離れを促進している。
やった〜ほれ見た事か。マックなんてつぶれちまえ!

しかし体に良かったり、地球に良いものって高いんだよね。無農薬の野菜然りでさ。
それがおかしいよね。
今日もSAKURAYAでプリンター用の普通紙を買ったのだが、
再生紙の普通紙はバージンパルプに比べて2倍の値段な訳。
悩んだのだがダーリンが差額を払ってくれたので再生紙の方を買った。
それじゃさあ、大企業とかたくさん使う所は躊躇するよね。
だってさ、高いんだもの!!!経費をおさえるのはビジネスの基本だもの。
それって貧乏人は地球とともに絶滅しちゃえと言う事!?
じゃあお金持ちの皆さんは何処住むの?火星?

いや、笑えないな。そう言うものなのかもしれぬ。世界というものは。
by renaart | 2005-07-16 01:38

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