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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

ネット上で言われている映画資金の問題について

皆さまにお騒がせをしてしまい、大変申し訳ありません。ネット上で言われている映画資金の問題について説明させていただきます。

増山麗奈監督の映画『ママの約束』製作の資金で「あつめた支援金の流用があった」とM氏が主張している件、増山監督は製作費ご支援をいただいた方々からの映画『ママの約束』製作了承の確認書を得ており、M氏が主張するような不正はありません。それはM氏側にも確認いただいています。

主に二つの映画について言われているように思いますが、以下の通りです。

増山麗奈

●「ヒバクシャプロジェクト」について


 脱原発運動の記録映画である「Hibakusha」は、ドイツ人ジャーナリストと連邦議員(当時)が製作したものであり、その過程で2012年2月、日本に取材に来られた両氏より、私へのインタビュー依頼を受けました。その中では、彼らの最初のプランでは福井などの原発立地地域での取材予定がなかったため若狭湾での撮影を提案しました。

 映画が仕上がったとの報告があってから、ドイツ人ジャーナリストより日本字幕版を作ってほしいという依頼がありました。そして私・増山麗奈と夫が、映像コンテンツの所有権をもち、「Hibakusha」日本語字幕版を製作するというドイツ人ジャーナリスト・連邦議員両氏との契約のもと製作に取り掛かりました。

製作にあたって、Mさんに字幕を付ける作業や、アフレコ作業などの協力をお願いしました。その際、Mさんとの間では編集者謝礼について細かい取り決めをしていませんでした。そして製作のためにヒバクシャプロジェクトを立ち上げました。

 日本版の映画が完成したのは2014年6月でした。その後日本語字幕版の上映会を進めていく予定でしたが、私の至らない部分、次の映画製作などに意識が向かい、上映会は数回やって終わってしまいました。
この上映によって得たプロジェクトの収支は収入が約34万9605円で、支出が約35万5258円でした。関わってくださった方々の交通費などの経費は既にお支払いしています。Mさんへも交通費や実費をお支払いしています。

 ドイツの監督の映像の権利は私と夫が持っていますが、映像データーは全てM氏のハードディスクにあります。現在、M氏は「Hibakusha」日本語字幕版を上映する権利と引き換えに約560万円もの法外な費用を請求しており上映が出来ておりません。こういう経過で上映会やDVD販売活動は止まっており、ヒバクシャプロジェクトには上記以外の収入や支出はなく、私も含め関わった人達誰も日本語版による利益を得ていません。

映像のドイツの監督等が日本で撮影してくれた貴重な記録が、公開できない状況であり、ドイツの皆さんにも本当に申し訳なく思っています。

2014年7月、Mさんの弁護士さんという方からヒバクシャプロジェクトについての説明を求める連絡をいただき、M氏を交えて話し合いの席を設け、私は収入の明細、支出の領収書などすべて弁護士の方に提出しました。流用や不正などありません。


●映画「ママの約束」について



ヒバクシャプロジェクトの中で、ドイツの方々との交流を通して、脱原発、再生可能エネルギーが進むドイツの状況を見に行き、日本の人たちに伝えたいという思いがひろがりました。私自身が監督となり「脱原発のドイツに学ぶ映画を作りたい」という思いから、2012年7月から12月までの間、インターネットなどで寄付を呼びかけ、資金約752,955円を集めました。

この募金のヒバクシャプロジェクトの口座を使用しました。(スカイプでMさんにも確認しました。)この口座使用や、集まった資金の活用方法(増山麗奈監督でのドイツでの脱原発映画製作に充てる)に関しては、ヒバクシャプロジェクトの口座開設の際の立ち上げメンバー5名のうちM氏をのぞく全員より同意書をいただいています。
私にはプロジェクトを実行する際に周りの方々への満足な確認作業のないまま進む欠点があると反省しています。今後は丁寧に進めていきます。

応援してくださった方々の思いにお応えし、ドイツの核の廃炉現場の様子や、市民主導で電力の自給自足が続く様子などをまとめ、2014年4月に映画「ママの約束~原発ゼロでみつけた本当の豊かさ~」を完成させました。

 またMさんは寄付いただいた約75万円の資金の使用意図について不正があると主張していますが、募金してくださった方全員に確認をとり、「私が監督しドイツでの脱原発映画の取材費・機材費につかうことを了承する」との主旨の確認書をいただいており、使用意図に全く問題がないことは明らかです。また、領収証もすべてMさんの弁護士に提出しています。

 Mさんとはこの映画の製作にあたって一度相談しました。その相談料ということで前述の2014年12月、約10万円の請求がありました。
 Mさんから弁護士を通して私に届けられた請求総額は約560万円(「ヒバクシャプロジェクト」が約550万円、「ママの約束」が約10万円)です。契約書もない状況での一方的な請求にお答えすることはできません。

以上が映画資金の問題についての経過です。これまで述べた通り、Mさんの主張はあまりにも一方的なものであり、全く理解できません。私に何ら後ろ暗いところはありません。これからは誤解のなきよう丁寧な説明を心がけてまいりますので、何卒よろしくお願い致します。
by renaart | 2015-12-31 12:07

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