恋愛小説でもかくか
今日お会いした某出版社Mさんから
「2冊目の本はぜひうちで」などとおだてられてしまい、ついその気に。
思わず頼まれもしないのに軽く書き始めちゃおうかなあと、深夜デスクに向かう。
この間Fさんからいただいたネパール紅茶が旨い。
書きたいネタはいくつかあるのだ。
①戦争と画家
第2次世界大戦中に戦争画を書いた藤田嗣治や向井潤吉、決して戦争画を書こうとしなかった横山大観。
そして押し付けられていた価値観からの脱却を目指しその戦後生まれた自由表現主義の日本アンデパンダン。
画家は戦争をどう生きるか。現代と照らし合わせながら描くノンフィクションアートドキュメント
②「同時多発エロ」
みんな愛が欲しい。でもその形がわからない。
都会の片隅で、愛を求める女性達の官能小説短編集。
これはフィクションだけど、自分の体験、友達の体験をもとに。
母、主婦、学生、アルバイト、OL、愛人
肩書きからは語られない女の本音を官能的な文章(かけるのか!)で書き下ろす。
本人達は知らないのだけど、不倫中のかなえと打ち合わせの仕事に向かう陽子が実は同じ車両でとなりあわせだったりしてさ。人生が交差していく、というかんじ?
春、夏、秋、冬にわけて季節ごとの愛をそれぞれ二人ぐらい書こうか。
章の扉には自分の絵。風景とか、花とか。(妄想中)
周りの友人達よ。ダーリンよ。またもや、ネタにさせていただきます!でもフィクションだから、だいじょーぶさ。
今日のMさんのとこの出版社は②むきだね。まさに。
困ったのはあれだな。私OLやったことないのよ。OLのキモチ、わからないかも。何しろ一回も就職したことないからね。ずっとふらふらと何かを書きながら生きてきました。登場人物がみんな画家っていうのもつまらんからね。
美しい文章に触れよう、と思い、岡本かの子の「老妓抄」をつらつらと読み始める。
そういえば、かの子は岡本太郎が赤ん坊だったとき柱に縛り付けながら小説を書いてたらしい。軽い幼児虐待だね。その点、うちのあーはよく出来た子だ。隣ですやすや寝てますよ。