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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

2/3ヨコハマ映画祭、シンポジウム、パフォーマンス

怒濤の様な日でした。雪でしたし。
1)1100人満員御礼 ヨコハマ映画祭で、現在鵜飼邦彦監督が撮影してくれている増山麗奈主演ドキュメンタリー映画「桃色のジャンヌ・ダルク」告知&
「生温い、日本映画界にパンチをお見舞いするぜ、桃色ゲリラパーンチ!」
.増田俊樹さんと鵜飼邦彦監督と、神楽坂恵さんと。
日本映画をあったかく見守るホントの映画ファンの皆様に、けんか売ってきました。いや、最近の邦画はなかなか良い骨太で良い映画もあると思うのですが、軽いジャブってことで。
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2)川田龍平さん、志葉玲さんを招いて、エコ@アジアニズム・シンポジウム開催。政治とジャーナリズムと、アートが何処へ向かうかどんな風に影響を受け合うかなど話す。韓国の李宣周さんが勧告し全美術運動「野投(YATOO)」の報告。美しい山の中で、1ヶ月滞在して作家達が作ったと言うの自然素材の芸術のビデオを見せてくれる。
シバレイさんは、アジアのジャーナリストと、国際河川メコン川上流に造った中国の巨大ダムに関する取材報告。下流のベトナムの方では農業用水や飲料水がなくなってエラい事になっていると言う。水質汚染も酷い。
水も川も空気も、ホントはみんなで共有するものなのにそれをシェアせず誰かが独占すると、矛盾が生じてくる、というお話。このコンセプト、エコ@アジアニズムの基本だよね!
森下泰輔さんは、自らも被害にあった黒川紀章アスベストマンション問題についてのレポート。そこに人が住むという基本を忘れて、ただのビジュアル系建築と、それを権威とあがめてしまった旧世代建築界(美術界)のダメダメぶりを告発。
本物を見る目を持っていなかったという例。
川田龍平さんは、薬害エイズと原発問題、六ヶ所問題について現地へ行かれたレポートと、実際に環境委員会で国会議員として見えてくる現実を告発。「官僚の任期は2〜3年。その間に問題が起こらなければ良い、というスタンスで働いているので(それで出世できるので)、大きな目で歴史を振り返り、今を見つめこレカラの時代を作って行こうとする視点が著しくかけている。」という。
同じ問題がアートにもあるのだという事を、黒川問題は教えてくれる。
では、これから私達がやらねばならぬ事は何か。
それは本当の芸術を本当に作っていく、評価していく、伝えていくという事だと思う。偉い誰々がいいっていったから、じゃなく、本当に良い物をちゃんと作る。ちゃんとつくる。本当の芸術というのは、命を殺すのではなく、命を育む様な物だ。アイヌの民族模様などを見ていると、風や山や自然の命へのリスペクトを感じるじゃないか。生かす絵を描いていこう。
そしてそれを、ちゃんと売ろう。伝えていこう!(大切)
それが巡り巡って、社会の矛盾を、変な負荷をほどいていく事になる様な気がする。
そしてそんなムーブメントを、エコ@アジアニズムは、目指していきたいと思う。川田さんは76年生まれ。シバレイは75年生まれ。私は76年生まれ。その前の世代はもうそろそろ終りね。これからの時代を、つくっていくのだ、絵も、報道も、政治もその一部にすぎない、基本的には違うジャンルだけどさ、でもお互いが目指そうとする社会を共通認識として持っておく事、影響を受け合う事って素晴らしいと思う。

3)成瀬信彦さんや、ガンジーさんがパフォーマンスに乱入してくれた。
ラブ、ラブ、ラブでしょ最後は、ということで愛をいっぱいコラージュに込めて、あの世とこの世を行き来する、ファンキーな神様を作ってみました。成瀬さんは場所の空気を変える人。アートは意味じゃねえってば、つうか今意味だと思っている事なんて所詮この限られたフィルターの中の概念でしかねえってば、それをぶち壊すんだってば!
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by renaart | 2008-02-04 16:13

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