地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

読書

こんにちは。ロスジェネの編集ももうそろそろ終盤を迎えます。
こっとだけ余裕が出たので、以前から書こうと思っていた読書感想文でも。

1)セブン-イレブンの真実―鈴木敏文帝国の闇 (単行本)
角田 裕育 (著) 日新報道
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角田裕育 さんのジャーナリスト魂を見た一冊。セブンイレブンの本部が決して損をしない、(その分オーナーと従業員がリスクをしょう形)あこぎな商売の実体が暴かれる。びっくりしたのは、本部が勝手に仕入数を決め、もし売れ残っても廃棄分も売り上げとして没収するというスタイル。つまり食材が余れば余るほど、本部が潤うというのだ。世界的に食料危機が騒がれてる昨今、企業理念を疑わざるをえない。あとコンビニッて、万引きした分もオーナーさんがかぶって本部にお金を払わなきゃいけないんだって。若かりし日々、私もおにぎりや化粧水をパクった事もありますが、アレは本当にやってはいけないことだったんだなあ。と反省。
さらに売り上げが厳しくて、もう閉店したいと本部に訴えたとしても、違約金として数百万を支払わなきゃ行けないシステムだそうで、売れなくても続けざるをえない。「個人店とちがって財政的にも本部がバックアップ!」という売り言葉にのって起業してしまったら最後、過労死するまで24時間たたかわなければならない。もし身内の不幸があったり、オーナーさんが過労死しても本部から代理のオーナーがやって来て「24時間いつもキラキラ営業中」なセブンイレブンの企業イメージは保たれ続けるという。コンビニオーナーの自殺や過労死ってかなり多いそうなんだけど、一件お客である私たちが気がつかないのはそういう仕掛けなんだって。いやあ、ひどいですね。人間や環境を殺し続ける事で保たれる企業のクリーンイメージなんてくそくらえ!
昨晩急な用事がありまして、夜中3時ごろセブンイレブンを尋ねたのですが、やはり顔色の悪いオーナーさんが一人で仕事をしていまして、こうこうと光る電気がまた切なく(コンビニの電気代は月30万ほどかかるんだそうだ!)もっと生き物として当たり前に生きたいと強く願ったのです。
ちなみに近所のコミュニティストアは割と人間的で夜中は2時ぐらいまでしか営業してないし、お盆や正月にはちゃんと休業して、休み明けには「孫達と遊んで来たよ」とオーナーもほくほく顔で自慢してくれたりする。夜中酒を買いにいくと「さっき旦那さんも買いに来たよ。飲み過ぎないようにね」と叱ってくれるし、この間なんて、持ってたお金がなかったのに「いいよ、50円はつけにしとこう」なんていってくれたこともあったよ。忘れたくない。私たちは人。コンビニを利用する全ての人に呼んでもらいたい一冊です。

(ps.角田さん、感想文遅くなってしまってすみません!)
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by renaart | 2009-06-01 11:48

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