地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

大澤信亮と岡本太郎と小森陽一氏と漱石

昨日は一日が100年の歴史を辿るたびでした。
大月書店のMさんと打ち合わせ、
大澤信亮さんと漱石研究で究明な東大の小森陽一先生と企画会議。
イギリスに行った漱石は,資本主義の行方を誰よりも早く察知していた。はじめて印税システムをとりいれたのも漱石だったそうだ。今,本当の意味で「なまえはまだ,無い」と無名性を尊重した漱石の意義を捉え直す時期だ。
もうすぐ発売が始まる「エロスジェネ」、上野さんや小森さんという偉大なる先輩方に囲まれて産声をあげることができそうです。
本当にお母さんとしては、嬉しい限りです。
拙著「桃色ゲリラ」は私の人生前半期の総括でした。
それは情緒不安定な女の子が社会とぶつかり、男性と関わり、傷つく中で、生命を見つめ直すイタい系一冊でした。
言ってみれば娘としての私の総括。
今回の「エロスジェネ」は、個人の不安を乗り越えて、周りの方々のノイズとぶつかり合い、耳をひそめて
この時代の歪みと向き合い,受けとめる大きな母としての一冊になったんじゃないかなと思っています。
近代化が始まって100年。それはおじさん達が資本と土地の私物化し、占領と略奪を起こした時代でした。
そろそろ社会も本当の意味で反省をし、新しい一歩を生み出す時期。
文学や芸術もまたしかり、です。
エロスという生命の根源を問う一冊が、
殺しと権力にまみれた社会を串刺しにする。
まさに「ロスジェネのマイナスカードをプラスに転じる、エロス・ジェネの錬金術をみよ!」(上野千鶴子さん)
とは予言の言葉である気がします。

帰り道渋谷で岡本太郎の「明日の神話」の前を通り過ぎる、清潔なる魂と才能をもった大澤さんを見たときに
あ、これはイケル、と根拠なしで思ったのです。なんかすごく綺麗だったので。
反核を訴えたこの岡本太郎の画は、大阪万博の太陽の塔というまさに資本主義の最前線で戦いながら作られたものです。
天才は、時代を超えるものをつくり、その時代に潜む矛盾を視覚化します。

いつか私も世界中の人の心のチャンネルを変えるような画を描きたいなーと思いましたとさ。
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by renaart | 2009-06-24 11:14

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