不良妻ズは昼からワイン
「お土産にワイン持って行くから小1時間ぐらいブレイクしない?」
とのお誘いだったので、お言葉に甘えてつかの間のシャスタを楽しんできました。
リッツにクリームチーズとブルベリージャムをのっけたものと、本杉さんのご実家の干物屋さん制作のしめ鯖蒲鉾をおつまみに。
なんか最近毎日遊んでいる気がするんですがいいのでしょうか(笑)。
私っておごられ上手?
在日3世のチャンゴ演奏家のチェ君が、東海道徒歩旅行によって猛烈に感覚を磨いているという話。「増山麗奈も時間を作って、旅をしてみては?」といわれました。
チェ君のブログ発見↓
チャンゴを叩き歩いて東海道五十三次
確かにな〜
私は来年NYで核廃絶を訴えて、イラクのアーティストと展覧会をやりたいのだという密かな計画を伝える。


近所に出来た公園の芝生の上で昼から日傘をさしながらお酒等飲んでいるとついマネの「草上の昼食」を思い出しました。男は服を着ているのに、女性は裸だというあの絵です。西洋絵画は基本的に女は脱がせるもの的な感覚で作られているなと、再確認したのはこの絵を森下泰輔サンがバーコードシリーズで告発模写していたからです。
↓マネ「草上の昼食」

そういえばザイムで私がキュレーションしていた展覧会をやったとき、
森下さんの「草上の昼食」の隣の部屋には中国で5本の指に入る値段で絵が売却されるリュウシャオドンの「Under the Cherry Blossom」がありました。私が全裸でモデルをし、裸の上に女体盛りをした作品です。現代の東洋芸術もまた、女は見られ、脱がされる立場から抜け出していません。モデルをして、肌の上に鯛とかヒラメとかのっけて(冷た!)周りにおっさんたちの視線を感じていたとき、私は高級娼婦になったような気がしたものですが、ぶっちゃけモデル代は3万円でした。一方出来上がった絵は数億円で売却されたとの事。(笑 マジ)なんだかものすごく搾取されたような気にもなりますわ。モデル代は印税形式とかにしとけば良かったといってもそれは後の祭り。
(とはいえ、女体盛りプロジェクトと引き換えに(?)、リュウシャオドンには私がキュレーションしたART LAN@ASIAにほぼ無料で参加していただいた訳で、その辺はとんとんだった、むしろ+だったなと思ったりします。常に何かと引き換えに自らの性を考えてしまう自分の頭脳が悲しくも、あるが。)
劉小東
リュウシャオドン
Liu Xiaodong

というわけで不良妻達による女性達の為の本日の草上のワインパーティというのはなかなか自発的で誰にも搾取されず(しかも公園は無料で入れる!)豊かな時間であった、という話。