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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

【news】 WAPA・江戸川区の原爆追悼碑/絵本プロジェクト

思えば一昨年の12月、丸木美術館で最後の母乳パフォーマンスを行ってからというもの、私の心から丸木位里さん、俊さんの絵がいなくなることがありません。
NPT開催中のニューヨークに丸木ご夫妻の「原爆の図」レプリカを持って行ってからたったの一ヵ月。「このアクションをこのままで終わらせてはいけない、被爆の体験をされた方々がご高齢となるなか、次世代が記憶を伝えていかなきゃいけない。」
という想いがきっかけであれよあれよといろいろな人に出会い、ご協力いただき、先日江戸川区にある原爆被爆者の追悼碑へと行ってきました。

まるで目に見えない丸木さんに操られているみたいだ。

東西線葛西駅から、徒歩5分、江戸川区立滝野公園というところにその追悼碑はあります。広島、長崎から江戸川区に引っ越してこられた江戸川区在住の原爆被爆者のみなさんがこの追悼碑をつくりました。

「日本、韓国、朝鮮など全ての国の原爆死没者の冥福を祈り、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを語り継ぎ、再びこのような悲劇を繰り返さないことを祈って」集まったカンパ約450万円を元手に、たてよこ2mの緑色の自然石に、丸木夫妻が墨で下絵を描き、200人もの市民がノミとハンマーを使って40日かけて彫り上げたものです。

広島・長崎の原爆投下時刻には石の周りにある噴水が石にかかります。水を求めてさまよった被爆者の方々への温かい心遣いを感じます。

追悼碑の周りは重々しい雰囲気というよりは、ボーイ&ガールスカウトの子ども達がぴちゃぴちゃと水で遊び、区民の方が折られた千羽鶴が飾られ、澄んだ空気と、柔らかい雰囲気に囲まれていました。次世代のこどもたちにこのような自然な形で、原爆の被害を伝えることが出来るのだ、それを市民とアーティストがともに作り上げたんだと思うと、胸からあふれてくるものがありました。

この石碑に下絵を頼んだのが、芸大学長だった平山郁夫氏でもなく、岡本太郎でもなく、オノ・ヨーコでもなく、丸木夫妻だったということが、夫妻が絵を描くときに向いていた方向を示していると思いました。原爆投下の一時被害だけではなく、その後差別や健康被害と闘ってこられたであろう二時被害に苦しんだ200名の被爆者の方のたくさんの想いを、丸木夫妻が筆一本で支えた。それは画家としてどんな勲章よりも素晴らしい立ち居値だと思いました。
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近くで見ると、市民の方が彫った彫り後が味があっていい感じ。


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私自身も画家として深く触発される時間でした。
私も悲しみに満ちたこの時代に、多くの弱く名もなき人々の想いを受け止め、そして子ども達に光をあてることのできる太陽のような絵を、描く画家になりたいと思いました。

案内してくださった親江会の山田さん、江戸川区議会議員の滝沢泰子さん、滝沢さんと引き合わせてくれた江戸川区民の計良さん、志水さん、くしくもお母様のご実家が小岩にあるというフェリス女学院大学教授、島村輝さん、アーティストの村田訓吉さんと。
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皆様との出会いに深く感謝します。


どんな想いでこの石碑が誕生したのか、その物語を知りたいと思いました。

そしてそれを絵本としてかたちにする事になりました。私が絵を描かせていただきます。
けっこう一生の仕事かも。そういえばうちの母は亀戸で夜間中学校の教師をやっており、60過ぎまで日本語を学ぶことの出来なかった中国人や韓国人の生徒さんを紹介してもらった事を思い出しました。


丸木さんに触発されて、その日の午後のイベントでこんな絵を制作しました。
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タイトル/「すくすく健やかな未来をすべてのちびちゃんへ」
素材/色紙に、ペン、クレパス、口紅
サイズ/25×50cm
制作年/2010.6.20


その場で、「桃太郎の会」の松川さんにご購入いただきました!
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「絵と歌の会」後、代々木公園にて、参加してくださったファンの方々と。
なんだかとても心が優しい気持ち。周りに温かい人がいてくださって、本当に感謝です。
皆さんも一緒にすくすくの未来を作りましょう☆

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さて、江戸川区原爆追悼碑の絵本制作、平和を訴えるコンサート、絵画展、後援会等の企画を通じて次世代に原爆の恐ろしさ、平和の素晴らしさを伝える団体「WAPA」(world anti nuke peace action)を設立しました。江戸川区の絵本はその第一弾企画となります。
この企画を支えてくださるボランティアスタッフ、募金を募集しています。
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募金は以下
ゆうちょ銀行 00160 - 0 - 496609
口座名 WAPA(ワパ)


他銀行から、お振り込みいただく場合は以下の情報が必要です。

店名 〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
当座預金 口座番号 0496609

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また、WAPAのメンバーで26日こんなイベントもありますよ☆
デモをするだけが平和活動じゃない。キャンドルの光の中、”燃えろ 芸術 輝け 魂のロウソク”というテーマで、黒田オサムさん、村田訓吉さんとパフォーマンスを行います。

【キャンドルナイト&バーニングアート】
【日時】2010年6月26日(土)午後6時〜8時
【場所】銀座K'sギャラリー
  〒104−0061 東京都中央区銀座1−5−1第三太陽ビル6F
  tel 03−5159−0809
【会費】1000円(飲み物とおつまみがでます。持ち込みも歓迎です)
【主催】「私達は愛と平和と青い地球とこどもたちが大好きです。この指とまれ」
    連絡先 090−8515−5792(村田あて)
【パフォーマンス出演】村田訓吉 黒田オサム 増山麗奈

★キャンドルナイトは、エコな未来を見つめる夏至の日のイベント。上海や国内各地でさまざまな取り組みがされています。ロウソクのともしびに、見える未来は、貴方達の瞳の中に現れるはずだと信じています。(村田談)
by renaart | 2010-06-22 18:53

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