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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

原発の無い未来シリーズ

最近とてもいい事が多くて(原発以外)
なんと今日は絵のご注文を頂いたのです。
そのテーマも「原発のない地球」!

最初に”原発がなくなった”というこのテーマで絵を描き始めたのは
STOP HAMAOKAのサイトの絵を、戸倉さんに依頼していただいたのがきっかけでした。

→そしてここ重要!念じてSTOPHAMAOKAの絵を描いたら、なんと、浜岡原発が止まりました!

http://stophamaokanuclearpp.com/
原発の無い未来シリーズ_c0046559_7454490.png


その後放射能汚染された首都圏から、やっとの思いで関西に避難してきた私へ、運命的な依頼でした。
「描きます!」と二つ返事で答えました。
元々商業ギャラリーや、主流の現代アートからは見向きもされず、私の方もあんまり近寄らず、という存在であったのですが、311以降、ますます、ただものを売る為だけのことなんかどうでもいいや、と思っていた私でした。

生きる事、育てる事、描く事、表現する事、伝える事、脱原発 そういうことがまるごと一体になった活動をしたいと考えていたのです。地球に残された時間は、そんなには多くないんだ。
(そして正直これから右も左もわからない関西で、収入の当てもなかったもので・・依頼は本当にありがたかったのです。)
戸倉さんには、いのちのお母さん〜立ち上げのときとてもお世話になり、会の方向性やイメージそしてビシバシとした教育などを受けまして、とてもお世話になりました。

毎日深夜まで(おそらくこのブログを読んでくださっている多くの方と一緒に)岩上さんのユーストを見ながら、前代未聞の事態に怯えながら、この絵を描きました。
もし自分がこの時代に生きている意味があるとするなら、
絶望の中で夢を見る。いい未来をつくっていく。って事なんじゃないか。

想像できないものは創造できない。

絵霊(えたま)ってことばを思いついたんです。
みんなでいい未来をイメージして、そこに向けて具体的に一歩踏み出していく。
そんな 思いがたくさん、たくさん集まったら、きっと 思いはほんとになる。

だからそんな未来を描きたいのです。
もちろん廃炉にしたとしても、私たちと、その子孫と放射性廃棄物との付き合いはずっと続く事になります。

次のテーマは、「原発のない若狭湾」。福井県会議員の佐藤正雄議員に買っていただきました。
(これから送るんですが!お待たせしてしまったごめんなさい!)
原発の無い未来シリーズ_c0046559_748632.jpg


送電線が、音符♪や、越前蕎麦に変わっているところがポイントです。フクイから延々と関西までのびているあの送電線を断ち切り、もっと美しい風土や文化や大地を大事にした産業を復活させ、子ども達がのびのび遊べる環境を整えてあげたい。
ちなみに・・絵の真ん中ちょい右あたりにあるお寺は..小浜でずっと脱原発活動を行っている国宝の明通寺さん。中島哲演さんのお寺です。
中島哲演さんはずっと福井の原発で働く被曝労働者の方々の事を伝えてこられた、本当に立派な方です。70歳近いとおっしゃっていたけれど、お肌も魂も奇麗。
人って長く生きてどんどん汚くなる人も多いけど、哲演ご住職にお会いして、こうやって毎日心を磨いて、具体的に人や地球の為になる活動をしていたら、きゅっきゅっと奇麗になるんだなぁって思いました。関西に来て、まだたったの6ヶ月なのだけれど、こうやって次々と素敵な方々とお会いできて、幸せです。出会いが私の宝物。それは誰にも奪えない目に見えない財産。
↓中島さんと広瀬隆さんの対談がYOUTUBEにアップされていました!
http://youtu.be/N99Nly97Vzs
http://www.cho.ne.jp/~myotsuji/
そして昨日この原発の無い若狭湾の絵を原和美さんのトークセッションの場で展示していたら、
なんと次の「原発の無い〜」シリーズの依頼を頂いてしました。

買ってくださるのは某生協で働くXさん。

なんたか、そこらかしらで働く人の脳内に、実は「原発のない未来像」がむくむくとある、なんて素敵じゃないですか?

今度のテーマはなんと!

「原発の無い地球」!

でっかく出たー!(笑)

でも最近私はこんな事を考えているの。
日本の原発で使うウランを作る為に、ずっと被曝してこられた
オーストラリアの先住民族アボリジニーの労働者達や、その家族の方々と
「いままでごめんなさい」
「こんな事がつらかった」
「こんな病気になっていた」
「全然知らなかった」
「私たちは間違っていた」
「あなた達を傷つけて、東京という夢を見てた。でもそれは真実ではなかった。金属のメッキみたいな輝きだった。私たちは愚かだった。だから私たちの大地も水も汚れてしまった。もっと本当に輝く世界を作りたい」
と肩を抱きあって泣ける日がくるんだと。
そして一緒に立ち上がるんだ。

こんな差別構造の中で生きていたとしたって誰一人としたって、しあわせにならないもの。例えばずっと権力の中にいたであろう海江田万里だって、決して幸せそうにみえないもの。(ま、彼は結局大きなゲームの中の小さな駒にすぎなかったのかもしれないけど)負けても勝っても幸せにならないもの。
例えば私がこんな下らない戦争に勝ったとしたって、私は子どもを抱えいつも怯えるだろう。いつか民衆が私の高くそびえ立ったビルのガラスを割りにくるだろう。だから頑丈な塀を作って、作って、作っても、まだ作り足りない気がして怯える。そして孤立するんだ。
そんなのつまらないもの。

みんなで楽しくおいしいご飯をたべたいんだもの。
地球は一つしかないんだから

マイケル・ジャクソンはこう言う事をずっと訴えてたんじゃないかな。
マイケルを超える傑作を描けるかな?
原発の無い未来シリーズ_c0046559_8131928.jpg



というわけでこれからも私は原発の無いシリーズを描いて一基ずつ原発を止めていきたいので、一緒に私と未来を作りたい方はぜひ私に依頼してくださいね☆お値段やサイズは交渉。
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まで!
by renaart | 2011-09-19 08:06

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