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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

とまらない読書癖

なんか本当に文字に飢えてるっていうか、手当たり次第読み始めると止まらないの。
この感じなんかに似ていると思ったら、拒食症の時のあのまずいものばかり喰い続けていたあの感覚。とにかく噛み続けたい・・・というような。
食べ物にも読み物にもドラッグ的な魅力があるのかね。
昨日読んだ本。
中村うさぎの「ダメな女と呼んでくれ(角川文庫)」と太田光の「三三七拍子」(幻冬社文庫)村上春樹の「海辺のカフカ」(新潮文庫)

家をほとんど一歩も出ずに、パソコンと本に向かってしまったのだった。
(とは言いながら昨日はちゃんと8000字の原稿も書いたよ!少しは働いてるよ!)
電話も何本かかかって来たのだが、すまん!友人、今それどころじゃないんだよ。本読みたいの。邪魔しないでほしいの。


中村うさぎの人は何故人を殺しちゃいけないの?と14歳の少年に聞かれたらどーする?
と言うエッセイが珠玉であった。
ある雑誌で文化人の皆様が御答えになっていたのだが、うさぎ氏はその曖昧な答えを両断する。
「よ〜く考えてご覧?本当に君は人を殺したいと思っているかな?答えは君の心にあるよ。」
と言う甘ったれた文化人の方がいたそうだが、うさぎ氏の答えはもっと明確かつ真実。
「人は殺したい生き物なのだから、せめて法律でそれを禁止しないととんでもない事になるからいけないんだ。」
「たとえば何故犬のうんこを喰っちゃいけないと言う法律がないか考えてほしい.それは犬のうんこを喰いたいと言う欲望が人にないからだ。(一部の人にはあるが)人を殺したいと言う欲望はあたりにありすぎるから、それを許してはいけないのだ。満員電車のあの殺伐とした空気の中、もしルールがなかったら皆殺しだ。あーた人殺してもいいよ、と言う状況下になったら、戦争しかり、人は喜々として人を殺す。しかしあんたが人を殺す事が出来たら、その瞬間あんたも殺される。」

論理的で素晴らしい答えだ。
実は中村うさぎさんの事は「整形して足が綺麗な買い物&ホスト依存症な人」ぐらいの認識しかなかったが、かなり面白い文章を書く人なんだな、と再認識。

今日は何を読もうかな。皆さんも面白い本があったら教えてください。読書ってあんまりお金がかからないし(私はブックオフユーザー)、ああ本だな欲しいな。どんどんとたまってどこに行ったか解らなくなってしまうから。

先日にゃんがお祭りでもらって来た金魚を飼う事になった。にゃん以外の生き物を飼うのはえらい久しぶりだ。一人暮らししてからは飼った事がない.と言う事は18歳以来。10年ぶりだ。名前は「まりちゃん」と「まりえちゃん」(にゃん命名)水槽とえさ、空気がぼこぼこする奴などを購入。2500円なり。結構かわいい.大きくなるとよいなあ。本当は猫も飼いたい。ネズミを喰ってくれそうだし。
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by renaart | 2005-05-24 11:35

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