2005年 08月 14日
岩手でLAN TO IRAQ展
あ、もうすぐ岩手で私も関わっているイラク人画家達の現代アートコレクション、
LAN TO IRAQが展示されます。
ピースオンのヤッチに怒られちゃうので、忘れずにウェブアップ、と。
私とイラク人画家ハニ・デラ・アリさんとの共同制作作品も展示されるみたいなので、是非
近くにいる方は出動してね★
2005・岩手 第20回記念 平和美術展
会期:2005年8月18日(木)〜23日(火) ただし22日(月)休館
9:00〜18:00 ただし18日(木)14:00〜18:00・23日(火)〜15:00
会場:岩手県民会館 第1・2展示室
主催:岩手平和美術展実行委員会
お問合せ:盛岡市上田堤2-19-10 Tel.Fax.019-661-0112 山洞三郎
特別企画として、LAN TO IRAQから10数点の絵画と、イラクのこども達の絵を展示することになりました。
画像はハニ・デラ・アリさんの作品WORK2。去年イラクで一目惚れして、私が衝動買いしてしまった絵だ。
最近ヒトラーの事が気になっていて、忙しいとは言いながらチャップリンの「独裁者」(1940年制作)を見てしまふ。★★★★☆
かなりオススメ。人として、見るべき名作!これはチャップリンがヒトラーのことをコメディタッチで描きながら、戦争や独裁政権の悲惨さや恐ろしさを伝える反戦映画。ヒトラーと、ヒトラーにそっくりなユダヤ人の床屋の二役をチャップリンが演じてます。1940年って言ったらあーた、ヒトラー率いるドイツ帝国絶好調のときですよ。リアルタイムでこんなん作るなんて、マイケルムーアもびっくり。しかもさすがチャップリン、動きや芝居や小道具のすみずみまで小技が効いてます。しかも面白いのは、アメリカでこの映画を作ったという点ね。当時ドイツはアメリカの敵国。チャップリンはこのからくりを利用して、ある意味「敵国の独裁者を批判する」プロパガンダ映画としてこれを作った訳だ。でもエンディングの世界平和を願うヒトラーと間違われた床屋の演説は、チャップリンの戦争そのものを批判して、平和への想いがぎっしり込められていて、感動です。ちゃっかり戦時下でプロパガンダと見せつつ作品を作り、(発表できなければ意味が無い)エンターテイメントとして成立してて、かつ自分の言いたい事を言い切る!!なかなか芸術家としてできる事じゃあございません。CGって、何の意味があるのだろう、と簡単なセットでここまで表現する先陣の技を見て思うのでした。表現の原点を感じます。この映画が発表された後、アメリカでは急激なアカ狩りが行われたんだよなあ。
★一個足りないのは、あまりに構造が独裁者と善良で罪の無い市民、という形で簡単だったからからかなぁ。
ヒトラーを絶対悪と決めつけてしまうのは簡単だが、彼も、彼を選挙で選んだのも人間、あそこまでの立場として押し上げたのも人間。そこが最も怖いところだという事ももう少し描いてほしかったな。
LAN TO IRAQが展示されます。
ピースオンのヤッチに怒られちゃうので、忘れずにウェブアップ、と。
私とイラク人画家ハニ・デラ・アリさんとの共同制作作品も展示されるみたいなので、是非
近くにいる方は出動してね★
2005・岩手 第20回記念 平和美術展
会期:2005年8月18日(木)〜23日(火) ただし22日(月)休館
9:00〜18:00 ただし18日(木)14:00〜18:00・23日(火)〜15:00
会場:岩手県民会館 第1・2展示室
主催:岩手平和美術展実行委員会
お問合せ:盛岡市上田堤2-19-10 Tel.Fax.019-661-0112 山洞三郎
特別企画として、LAN TO IRAQから10数点の絵画と、イラクのこども達の絵を展示することになりました。
画像はハニ・デラ・アリさんの作品WORK2。去年イラクで一目惚れして、私が衝動買いしてしまった絵だ。
最近ヒトラーの事が気になっていて、忙しいとは言いながらチャップリンの「独裁者」(1940年制作)を見てしまふ。★★★★☆
かなりオススメ。人として、見るべき名作!これはチャップリンがヒトラーのことをコメディタッチで描きながら、戦争や独裁政権の悲惨さや恐ろしさを伝える反戦映画。ヒトラーと、ヒトラーにそっくりなユダヤ人の床屋の二役をチャップリンが演じてます。1940年って言ったらあーた、ヒトラー率いるドイツ帝国絶好調のときですよ。リアルタイムでこんなん作るなんて、マイケルムーアもびっくり。しかもさすがチャップリン、動きや芝居や小道具のすみずみまで小技が効いてます。しかも面白いのは、アメリカでこの映画を作ったという点ね。当時ドイツはアメリカの敵国。チャップリンはこのからくりを利用して、ある意味「敵国の独裁者を批判する」プロパガンダ映画としてこれを作った訳だ。でもエンディングの世界平和を願うヒトラーと間違われた床屋の演説は、チャップリンの戦争そのものを批判して、平和への想いがぎっしり込められていて、感動です。ちゃっかり戦時下でプロパガンダと見せつつ作品を作り、(発表できなければ意味が無い)エンターテイメントとして成立してて、かつ自分の言いたい事を言い切る!!なかなか芸術家としてできる事じゃあございません。CGって、何の意味があるのだろう、と簡単なセットでここまで表現する先陣の技を見て思うのでした。表現の原点を感じます。この映画が発表された後、アメリカでは急激なアカ狩りが行われたんだよなあ。
★一個足りないのは、あまりに構造が独裁者と善良で罪の無い市民、という形で簡単だったからからかなぁ。
ヒトラーを絶対悪と決めつけてしまうのは簡単だが、彼も、彼を選挙で選んだのも人間、あそこまでの立場として押し上げたのも人間。そこが最も怖いところだという事ももう少し描いてほしかったな。
by renaart
| 2005-08-14 01:34