絶望するほど暇じゃない
まあ他にも諸々仕事は有るのですが、神よ、我に一本の映画を見る余裕を与えたまへ。
これから借りて来たビデオを見る事にしよう・・・。
ダーリンは風邪をひいて寝込んでいて、相手をしてくれないし。
そういえば
この間の選挙の結果には大変落ち込んでしまいました。小泉の政治は、忠誠の魔女狩りのようにいらだちをぶつける生け贄を必要としている、とのメールを知人の編集者からもらいました。そのとおりだ、そしてそれは大変危険な事だと思います。これはファシズムが産まれる予兆のような状況です。民衆とよばれる私達は、顔の見えない相手を憎んで憂さ晴らしをするよりも世界の中で日本がおかれている状況、社会の中で自分がおかれている状況を正確に把握し、そこから這い上がる努力をした方が懸命だと思います。自己責任論のときに日本のあまりの冷たさに外国メディアが飛び上がっていた事を思い出します。
小泉がほくそ笑むのと時を同じくして友人が自殺未遂をしました。それは日本では当たり前の風景になりかけています。一年3万人分の1の日常のトピックです。おそらく一人の絶望は彼の自己を省みない他者への安易な攻撃を通し、他者へと伝染していくのです。ウイルス感染のような絶望の連鎖的悪循環が世界を覆っています。しかし私はその命に無関心にはなれないのです。何かこの世界を覆う無関心と軽薄さと想像力の無さに猛烈に腹が立っています。今、怒りは沸点を超え、ある静寂さとともに私の中に有ります。どんなに悲しみや苦しみを伴わなくてはいけなくても、私は命とちゃんと関わりたいと思います。
現代の魔物と言うべき馬鹿どもに吐き気を催しますが、割と落ち込む事にはなれています。今更私の一人や二人絶望したってこの世の中どうとも変わりゃあしません。1億分の絶望が一億一人になるぐらいで。私は絶望するほど暇じゃないんだ、そこに1パーセントでも世界を変える可能性があるのなら、私はそこに命賭けます。日々発砲スチロールを削り、おいしいご飯を作り、ギャラリーまで往復1時間かけてチャリンコをこぎます。
そして今作っている作品が、世界を変えると信じています。
にゃんよ、リリー(お腹の中に居る子供)よ、母ちゃんは闘うよ。あんたらの為に一ミリでもハッピーな世界を作る為にね♡
母ちゃんはどんな汚物にまみれた世界であっても、そこから極上の愛を叫ぶよ。
少しでも何とかならんのでしょうか。今度9月19日に共謀罪についてのシンポジウムに出席します。
応援しに来てね。
【チラシより抜粋】−−ここから転載可−−ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「共謀罪」を永久に葬り去るために9・19話そう会
8月8日の衆議院解散で「共謀罪」は(とりあえず)廃案となった。しかし、新たな政権の枠組み次第では、再提出→成立の可能性も大。郵政法案の影に隠れたトンデモ法の実態を満天下に引きずり出し、今度こそ永久に杭を打ち込むなら今がチャンス。そのために、知恵と力を集め、何ができるか、どーするか。9・19はそのスタート台です。多くの方々の参加と発言と知恵を!
発言予定者 斎藤貴男(ジャーナリスト)、篠田博之(月刊「創」編集長)、成澤宗男(「週刊金曜日」編集部)、浜野佐知(映画監督)、増山麗奈(画家)ほか
日時9月19日(月・敬老の日)
午後1時30分〜5時(開場:午後1時)午後5時〜交流会
場所 文京区民センター3C(都営三田線春日駅真上)
参加費500円
「共謀罪」の廃案を求める表現者・言論人の緊急共同声明の会(仮)
連絡先 090-8502-8277(寺澤)
090-8347-6064(沢田)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー