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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

共謀罪×サイコな女=最悪な目覚め ひぇ〜

・・・ガンガン
奇妙な髪の長い女が家のドアをペンチで押しあけて入って来た。

「別れて・・」
・・・ダーリンの昔の彼女らしいその女は髪が長く、やや太め。水色の服を着ていて、陰気な分嫉妬も濃そうな、サイコウォーマン。
ツウか、あんたのせいでドアが壊れてしまんなくなったよ!! ドア代弁償しろよ〜。

いや、夢の話なんだけど。今朝の3時12分。昨晩仕事をもう少しやろうと思っていたら結局にゃんと寝てしまったんで、うなされた夢を見てしまったのかもしれない。
もう、寝てもろくな夢は見れないので、起きて仕事しようと思う。

昨日は共謀罪のシンポジウムにパネリストとして参加する。ろくな話出来なかったが。
しかし本当に共謀罪って、怖いね。二人以上の団体で「社長をやっちまいましょうよ」とか、「小泉をぶっ殺しちゃいましょうよ。」などと、600個ほどある犯罪の計画を立てただけで、犯罪せーりつ!しかも、「あいつこんな事言ってましたぜ。」と警察にたれ込みをした人には刑を軽減させるという、スパイ奨励のルールなども含む。パネラーだった週刊金曜日の成澤さんは「編集会議が不可能になりますよ。」と言っていたが、本当だ。私の私生活も全部だめになる。いつもダーリンや怪しげな友人達と次は何を仕掛けようかな〜とか、次のパフォーマンスどうしようかな、とか常に計画を立てているのだが、それを反日的犯罪と言われたらそれでおしまいだ。
というかダーリンとそんな話以外の話、してないよ。そうなると二人で投獄されて、誰が子供育てんの!みたいな。
人と人とが信頼できなくなる世界が本当にやってくるのかもしれない。ナチス時代のドイツみたいだ。そういえば今、国立劇場でワーグナーの4時間半にも及ぶ舞台がやっているらしい。(ちょっと見たい)いやいや、ヒトラーがワーグナーを愛していたのは有名な話だが、本当に嫌な冗談みたいだ。
この法案は全国会に審議が出されたが、通過せず。その時は民主党を含む野党の反対で通らなかった。そんなわけでまだ制定はされていないのだが、今期の国会でも再び審議されると言う。小泉天国になってしまった国会を、通り抜けられるのか!? それともニッポンナチスの再来となるのか!?ひえ〜〜!!
もうこんな国、亡命したほうが精神安定の為にも、いいのかもしれないぞ。

しかし共謀罪のシンポジウムに集まっていた人々も結構サイコかも。なんだか訳あり感(私もか)の有る人々が集っていたような。多くは市民運動をやられている方々なのだが。いつも思うけどどうして市民運動をやっている人って、グレーとか黒とか、地味〜な服で、暗〜い感じなんだろうか。そういう雰囲気だから「わーこわーい。あの人達犯罪の計画を立てているのかもしれないわよ。そうよ、警察に通報しちゃいましょうよ。」と良識的な市民の皆様に思われちゃうんじゃないかな。余計に。もう少し、日曜日にデートしたいような気持にさせてほしいなと、思います。みんな、お洒落してね。

左から、成澤宗男さん(「週刊金曜日」編集部)、浜野佐知さん(映画監督)、私、篠田博之さん(月刊「創」編集長)、寺澤有さん(ジャーナリスト)
共謀罪が成立したら、一気に国家犯罪者になる事必須の皆さんと。私かつて無いぐらい、無害でさわやかな女子アナ風!

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思うんだけどね、絵画とか、美術とか、映画とか、小説とか、漫画とか、音楽とか各界の表現者の「如何に表現が規制されてゆくか」という事をテーマにしたドキュメンタリールポ、無いかなあ。
今、そういう企画しておくべきだと思うのだが。結構様々な所で規制がおこっていると思うんですけど。アメリカの戦時中の赤ガリとか、日本の戦争中の思想統一とかと比べて、現代の言論統制は何がどう違うのかという、実体験談、知りたいなあ。誰かそんな本作らない?もしくは雑誌の連載などでも。私突撃インタビューするから!
by renaart | 2005-09-20 03:38

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