2005年 10月 04日
ニュースを見ていると
久しぶりにテレビというものを見た。バリのテロについて
相変わらず亡くなった日本人の方とその遺族の方々の悲しみと、罪の無い人を殺すテロ犯人への憎しみばかりあおる報道で嫌気がさす。
インドネシアの観光業界は昨年の津波と度重なるテロで大打撃だろうなあ。
大きな敵をやつけるためにテロはとても有効な手口だ。
「あそこは危ないらしい」という情報と恐怖を与えれば、国家産業もつぶせるぐらいだ。
インドネシアは世界でもイスラム教徒の多い地域だと聞くが、
なんで今回のテロのような事件が起こるのか、その背景を教えてほしいと思う。
イラクではシーア派とスンニ派が抵抗し合っているが、インドネシアではどんな勢力が何割ぐらい居て、どの政治家のバックのもと、闘って居て、それが現政権に対してどんな要求をしているのか、そういう事を知りたい。
テレビは人を馬鹿にすると言われているが、久しぶりに見ると本当にそんな気がする。
タモリと中居君が司会をするフジテレビの番組を昨晩見たが、その内容は、綿棒だのカメラだのという記号を与え、出演者がその連動ゲームをするという稚拙なものだった。お笑いを馬鹿にしている訳じゃない。命懸けのコントとかは好きだ。タモさんの事だって尊敬してる。
でもその番組を見て、私達がわかる事は「フジテレビでは秋、どんな新番組をやって、その出演者は誰で、黒とか茶色い服が流行っているんだな。ジャニーズの俳優はアップで見ても肌が綺麗だ。」ということ。ただ藤原紀香だけがホワイトバンドを腕にはめ、ゲームに参加していて、(しかもゲームも高得点)ほう、こう言う陰の努力が今のホワイトバンドの流行を支えているのだな、と思った。
いづれにせよ、物事の背景を見つめ、それについてゆっくり考えていくという事を視聴者に教えてくれるような良質な番組が少なすぎると思う。
最近NHKの70年代のドキュメンタリーをビデオで見る機会が多かったが、その辺のドキュメンタリーの方が気合い入れて作られていた気がするぞ。森林の伐採についてのあるドキュメンタリーでは、企業や日本政府のあり方に疑問符を投げかけるような姿勢で作られていた。今のメディアは本当に腰抜けばかりなのかもしれない。番組の間にCMが挟まるのではなく、テレビそのものが物を売る為の箱、CMボックスと化している。
そういわれてみると物を売るためではないメッセージを最近聞きましたか?
インターネット、迷惑メール、新聞に挟まれる広告、電車広告、全て物を売らんかなと言う下心溢れる物だ。そんな物ばかりに関わっていたら心が摩耗してしまうわ。
考えてみるとテロも犯人集団の名前を売るCMなのかもしれない。2001年9月11日まで、アルカイダというグループはほとんど無名だったのに、あの事件の後、世界中にその名を轟かした。おそらく犯人側は様々な政治家や企業家と癒着が有るだろうから、それによって反米企業などから援助を受けたりしたのだろう。そんなCMに巻き込まれて、殺された一般市民はたまったもんじゃないが。
そんなにがつがつ宣伝をしないでゆったりと生きていく方法は無いのだろうか。
資本主義もそれに抵抗する側もお互いの宣伝ばかりだ。
ささやかに生きていきたい。毎日絵を描いて、ご飯を作って、ちゃんと寝て、友人の幸せを喜び、病気や死を悲しんで、生きていきたい。
そういうささやかな良心的な人々に生き残る術は無いのだろうか?
実家のお母さんから届いた「にゃんちゃんへ、こんどひいおばあちゃんの所に行きましょうね。でんしゃのきっぷをとっておきますね。」というハガキが妙に暖かい物に感じるのは、滅多に無い、下心無し(おばあちゃん的孫に好かれたいと言う下心は有るが)のメッセージだからかもしれない。ダーリンや、にゃんや、友人達が「ご飯食べた?」とか言ってくれるのもうれしい。
見ず知らずの人たちが少しずつ優しい心を持って関わりあえれたらいいのに。
考えてみると近所のおばちゃん達や、病院の待合室でであった人たちや、八百屋の店先で「今日は寒いですねえ。」とか「雨がやみませんねえ」とか「夕飯は何?」と 話を出来る世界というのは、すごくまともなのかもしれない。
今やっている仕事は5年ほど前に出会ったカメラマンの方に頼まれた仏教絵本の仕事だ。
別にパンフレットを配ってゲットした仕事ではない。こう言う、ささやかな仕事をちゃんとやる事が私の静かなる抵抗なのだ。
しかし、小泉政権、本当に何処に走ろうとしているのですか?高齢者の老人ホームの食費、医療費が自己負担になったというニュースを昨日やっていた。普通の家族は一ヶ月に3万円ほどの介護費増額になるらしい。一ヶ月3万円!!きびしー。貧しき人々からお金をふんどって、それを軍事に使うという事なのでしょうか。そいで戦争でまた貧しき人々をガンガン殺す、と。貧民絶滅政策ですかぁ。
自衛隊員などを除く国家公務員の皆さんも4年間で2万7581人削減らしい。素晴らしい!国家のスリム化、合理化政策ですね。またリストラによる自殺者が増えますね!しかし治安維持などの部署には増員も考えているらしく、全体的にはどのぐらい減らすのかという事について正確な数字は出ていないそうです。はあ、私はいつもチンドン屋やフリーライターなど、不安定な職業の男とくっついてしまう癖が有り、「再婚は公務員がいいよ」と悋気ある友人達に言われていたが、公務員=安定という時代でもないのですね。よかったよかった。想像するに、共産党員などの公務員の皆様がまず解雇されていくような予感がし。何でも閣議決定でぼんぼん決められてゆくこの状況を見ていると、前の選挙の自民党圧勝というのがいかに恐ろしい事であったのかという事を改めて感じます。
おーっと、共謀罪も閣議決定、国会入りですよ。きたよきたよ〜。
相変わらず亡くなった日本人の方とその遺族の方々の悲しみと、罪の無い人を殺すテロ犯人への憎しみばかりあおる報道で嫌気がさす。
インドネシアの観光業界は昨年の津波と度重なるテロで大打撃だろうなあ。
大きな敵をやつけるためにテロはとても有効な手口だ。
「あそこは危ないらしい」という情報と恐怖を与えれば、国家産業もつぶせるぐらいだ。
インドネシアは世界でもイスラム教徒の多い地域だと聞くが、
なんで今回のテロのような事件が起こるのか、その背景を教えてほしいと思う。
イラクではシーア派とスンニ派が抵抗し合っているが、インドネシアではどんな勢力が何割ぐらい居て、どの政治家のバックのもと、闘って居て、それが現政権に対してどんな要求をしているのか、そういう事を知りたい。
テレビは人を馬鹿にすると言われているが、久しぶりに見ると本当にそんな気がする。
タモリと中居君が司会をするフジテレビの番組を昨晩見たが、その内容は、綿棒だのカメラだのという記号を与え、出演者がその連動ゲームをするという稚拙なものだった。お笑いを馬鹿にしている訳じゃない。命懸けのコントとかは好きだ。タモさんの事だって尊敬してる。
でもその番組を見て、私達がわかる事は「フジテレビでは秋、どんな新番組をやって、その出演者は誰で、黒とか茶色い服が流行っているんだな。ジャニーズの俳優はアップで見ても肌が綺麗だ。」ということ。ただ藤原紀香だけがホワイトバンドを腕にはめ、ゲームに参加していて、(しかもゲームも高得点)ほう、こう言う陰の努力が今のホワイトバンドの流行を支えているのだな、と思った。
いづれにせよ、物事の背景を見つめ、それについてゆっくり考えていくという事を視聴者に教えてくれるような良質な番組が少なすぎると思う。
最近NHKの70年代のドキュメンタリーをビデオで見る機会が多かったが、その辺のドキュメンタリーの方が気合い入れて作られていた気がするぞ。森林の伐採についてのあるドキュメンタリーでは、企業や日本政府のあり方に疑問符を投げかけるような姿勢で作られていた。今のメディアは本当に腰抜けばかりなのかもしれない。番組の間にCMが挟まるのではなく、テレビそのものが物を売る為の箱、CMボックスと化している。
そういわれてみると物を売るためではないメッセージを最近聞きましたか?
インターネット、迷惑メール、新聞に挟まれる広告、電車広告、全て物を売らんかなと言う下心溢れる物だ。そんな物ばかりに関わっていたら心が摩耗してしまうわ。
考えてみるとテロも犯人集団の名前を売るCMなのかもしれない。2001年9月11日まで、アルカイダというグループはほとんど無名だったのに、あの事件の後、世界中にその名を轟かした。おそらく犯人側は様々な政治家や企業家と癒着が有るだろうから、それによって反米企業などから援助を受けたりしたのだろう。そんなCMに巻き込まれて、殺された一般市民はたまったもんじゃないが。
そんなにがつがつ宣伝をしないでゆったりと生きていく方法は無いのだろうか。
資本主義もそれに抵抗する側もお互いの宣伝ばかりだ。
ささやかに生きていきたい。毎日絵を描いて、ご飯を作って、ちゃんと寝て、友人の幸せを喜び、病気や死を悲しんで、生きていきたい。
そういうささやかな良心的な人々に生き残る術は無いのだろうか?
実家のお母さんから届いた「にゃんちゃんへ、こんどひいおばあちゃんの所に行きましょうね。でんしゃのきっぷをとっておきますね。」というハガキが妙に暖かい物に感じるのは、滅多に無い、下心無し(おばあちゃん的孫に好かれたいと言う下心は有るが)のメッセージだからかもしれない。ダーリンや、にゃんや、友人達が「ご飯食べた?」とか言ってくれるのもうれしい。
見ず知らずの人たちが少しずつ優しい心を持って関わりあえれたらいいのに。
考えてみると近所のおばちゃん達や、病院の待合室でであった人たちや、八百屋の店先で「今日は寒いですねえ。」とか「雨がやみませんねえ」とか「夕飯は何?」と 話を出来る世界というのは、すごくまともなのかもしれない。
今やっている仕事は5年ほど前に出会ったカメラマンの方に頼まれた仏教絵本の仕事だ。
別にパンフレットを配ってゲットした仕事ではない。こう言う、ささやかな仕事をちゃんとやる事が私の静かなる抵抗なのだ。
しかし、小泉政権、本当に何処に走ろうとしているのですか?高齢者の老人ホームの食費、医療費が自己負担になったというニュースを昨日やっていた。普通の家族は一ヶ月に3万円ほどの介護費増額になるらしい。一ヶ月3万円!!きびしー。貧しき人々からお金をふんどって、それを軍事に使うという事なのでしょうか。そいで戦争でまた貧しき人々をガンガン殺す、と。貧民絶滅政策ですかぁ。
自衛隊員などを除く国家公務員の皆さんも4年間で2万7581人削減らしい。素晴らしい!国家のスリム化、合理化政策ですね。またリストラによる自殺者が増えますね!しかし治安維持などの部署には増員も考えているらしく、全体的にはどのぐらい減らすのかという事について正確な数字は出ていないそうです。はあ、私はいつもチンドン屋やフリーライターなど、不安定な職業の男とくっついてしまう癖が有り、「再婚は公務員がいいよ」と悋気ある友人達に言われていたが、公務員=安定という時代でもないのですね。よかったよかった。想像するに、共産党員などの公務員の皆様がまず解雇されていくような予感がし。何でも閣議決定でぼんぼん決められてゆくこの状況を見ていると、前の選挙の自民党圧勝というのがいかに恐ろしい事であったのかという事を改めて感じます。
おーっと、共謀罪も閣議決定、国会入りですよ。きたよきたよ〜。
by renaart
| 2005-10-04 14:02