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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

ジェマー・イスラミアおよびテロリスト側の言い分

コメント欄できょうこねえさんと九郎さんにテロについてのご意見を頂きまして、
心新たに
もう一度、テロについての見解というか疑問を述べさせていただこうと思います。

きょうこねえさんがおっしゃるに「テロが起きて、利益を得る側はどこか」考えれば、誰が仕掛けた物であるのかわかるのではないか、というご意見、非常に興味深く読みました。
しかも
テロも戦争に組み込まれていて、その原動力になっているのだと。

どうも疑い深い私、イスラムテロ組織の皆さんが単純に”「アメリカ率いる資本主義」に溺れた「堕落した人々」に対する「単純な宗教的憤り」”という物だけでこのような破壊行為を世界中で続けていられる訳が無い、と考えてしまうのです。
そんな純粋な怒りなど、あり得んのかよ!と。つい損か得かばかり考えてしまう経済社会に生きていると、行動する人間の動機として、「金」以外の物が有るのか、と考えてしまうのです。

もちろん南北問題といわれている貧困の広がりや、アフガニスタンやイラクに対するアメリカの武力攻撃、イラク戦争への自衛隊や各国の武力協力など、母体となるイスラム教徒の皆さんの欧米社会や韓国、日本などに対する怒りは有るのだと思います。

でもわからんのが、例えばバリであのような爆発を起こして、誰がいったい得をするのか、犯人側はどんなメッセージを世界に発表しているのか、ということです。
以前、外国人拘束事件がイラクで多発したときは、犯人達の要求は非常に解りやすかった。「イラクから軍隊を撤退させよ」と。
しかし、今回の事件で、犯人側は犯行声明を(少なくとも私が知る限り)発表していない。
誰に対して何を言いたかったのかな。
「バリに観光なんか来てんじゃねえぞ、おまえら。のんきに遊んでんじゃねえぞ。堕落したホワイトどもめが。」
という事?もっと違った考え方が有る?

今、10月15日のパフォーマンス用に「国際テロリスト・シバカゥィ氏」という架空の出演者のキャラ設定をしているのですが、
国際テロリストの皆さんの人生観を考えているのです。事件を起こす動機、どんな状況が彼等にとって一番いいか、どんな教育を受けて来たのか、どういう世界を作ろうとしているのか。等々・・

ちなみにシバカウィ氏は中東在住のテロリスト(31歳)なのですが、長らく冴えないテロリスト業を営んできた信心深いイスラム教徒であり童貞だったのですが、イラク戦争後に一気に事業と人生がブレイク。世界中でのテロ流行気流に乗って、女にはモテるわ、中東の金持ちからの支援が絶えなくて新車をばんばん買うわ、殺人や拘束、爆発の依頼がガンガン来て手持ちの携帯電話が鳴り止まない状態なのだそうです。
ウ〜む、もう少し深いシバカウィ像を造りたいものであるなあ。

すまぬ!ろくな事を書いてないうちに眠くなってしまった。皆さんおやすみなさい。またまたです。
by renaart | 2005-10-06 03:52

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