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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

パフォーマンス&お花御礼

今日は、トーキョーワンダーサイトでパフォーマンスだった。
いろいろ反省点が有ります。かなりだめだめ!!!!
先ほどまで我がアトリエで出演者反省会が繰り広げられておりました。
今回の失敗の9割は私のせいと思われ。
進行を確認する事、台本を覚えておく事、意思の疎通をちゃんとしておく事、コード、機材のチェックをちゃんと怠らないこと、有能なスタッフについてもらえるようにする事、
段取り確認をちゃんとする事、小道具をちゃんと確認しておく事、もろもろもろもろぜんぜんだめだめだああああああ!表現の自由を訴える前に、プロとしての自覚をだね、もっともとうよ、私。

会場に来てくださり、最後まで見守っていただいた多くのお客様、
そして会場のスタッフの皆様、
前日の夕方5時に「映像、画像、など全ての使用は増山さんの判断にお任せします。」と
検閲の後、結局全てを許してくださった(諦めた?)東京都の職員の皆様、(でも今日のパフォーマンスの映像はちゃんともう一度都でチェックするらしーぞい。見たらブログに感想でも書き込んでね★東京都職員の皆様♡)
そして何より出演してくれた、白井愛子、多田恭子、西村仁美さん、志葉玲、アブリリ・シバカウィ氏、うるさい泣き声で進行を邪魔してくれたニャン坊、お腹の中で胎動を繰り返していたリリー、
照明の柴田さん、スペシャルスタッフN山さん、
かわいいお花をプレゼントしてくれた、愛するカメラマンかのチン、
皆様ありがとうございました。

いろいろ至らないところばかりで申し訳有りませんでした。
パフォーマンス終了後は、「もうパフォーマンスなんて止めちまおうかな」などとほざいていた私だが、考えてみると一週間後にもう一度今度は宮下公演でパフォーマンスをする予定もあり、
一ヶ月後は尊敬するイラク人アーティストハニ・デラ・アリさんとのコラボペイントもあり、全然懲りてないやんけ!!って感じで。
皆様に迷惑をかけつつ今後もしぶとく生きて参ろうと思っております。
本当にありがとうございました。
パフォーマンス&お花御礼_c0046559_1295621.jpg


P・S
かのちん、今日はガーベラをありがとう。なんだが本当にうれしくて、珍しく花なんぞを生けてしまいました。セクシーな花瓶も素敵でしょ。以前会ったばかりの頃もバラの花をプレゼントしてくれた事を思い出しました。
ああ、あの時はお腹がへこんでたなあ。


しかし、今日の客層、なんか男ばっかり!私や桃色ゲリラを見守ってくださっている皆さんって、ぶっちゃけみんな日刊ゲンダイ世代?小泉政権に物申しておきたいタイプのおじさまが多いのでしょうか。あたしって親父キラー?かわいいギャルファンもドンビキしないでついて来てね。

P・S2
今回のパフォーマンスは次世代の赤ちゃんの為に、どんな世界を作ればいいのかという事を
「遺伝子組み換え食物、共謀罪、産業廃棄物、テロ」などの切り口から考えていくというものでしたが、終わってから気がつくのもなんだが、これらの問題の形というのは同じ背景と構造をしているのだね。本来なら人が生きていくという大前提があって、その中でお金というのは必要なものなのだが、そこが逆転しているんだな。「利益を上げ続けなくてはいけない」という共同幻想の中で、人としての倫理観、環境への配慮、消費者への最低限のマナーを無くしている。そしてその背後に有るのは国家であり、経済社会であり、それを動かそうとしている少数の超お金持ちの利権の問題である。しかもその問題を隠蔽しようとする力が働いているところも、メディアとつるんでいるところもよく似ている。その中で貧しき人々はゴミでも喰ってろといわんばかりにまさにゴミまみれになって、生態系を壊され、突然爆弾を頭からふらされ、殺されてゆくという訳だ。ファック!しかしその流れは余りに巨大でしかも末端まで隈無くはりめぐらされていて、誰もがその巨大な経済の物語に組み込まれている。
100円ショップで、東南アジアの少年が過酷な労働条件で働く、ガスをもうもうと出している工場で作られた一見木製なプラスチック性のお茶碗を購入する時、私達は完全にその物語の登場人物としての役割を遂行しているのである。
それはまるで集団自殺を行うネズミの遺伝子に組み込まれている崩壊劇のように完全なシナリオだ。
そこから逃げ出すにはどうしたら良いのかという事を考える暇や語り合う事すら迫害されようとしている。そこから抜け出すには、大きな物語の中の何処に自分の足場が有るのかという事を見極めつつ、次元の違う大きくない世界地図をもう一度自らの価値観と正しい情報で作り上げる必要が有る。
どうしたらこの悪循環から抜け出せるのか、考えてみましょうじゃありませんか。抜け道はおそらく今の世界から見るとかなりあさっての方向にみえるかもしれませんが。
下らぬ挑発に乗らず、自分の体にわずかに残った生命体としての勘を働かせて、この世界のドアを開ける鍵を探したいものです。
反戦運動、環境問題、芸術活動、それぞれ違う世界の話のようだが、今有る世界の本当のカタチを見てみたい、カタチを暴いて、そこから抜け出そうとしようとする動きの一部なのかもしれない。何処から何処までがポリティカルであるというくくりを誰かが作っているが、全てはポリティカルな中にしかないのでしょーか。
ちなみに今日の夕飯はおいしかった。いつもパフォーマンスの後って、抜け殻になってしまってとんでもなくまずいものを作ってしまうのですが、今日は頑張ったみんなにおいしい物を食べさせてあげたかったのでスパゲッティミートソースとキャベツと豚肉の炒め物、つくってみました。残さず食べてくれてありがとう。(恭子りんなどキャベツの芯までガリガリ噛んでくれましたね。)そういうささやかな生活の中に何かヒントが有るような気がする。
by renaart | 2005-10-16 01:30

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