商業美術こそ美大なのでは
Y田さんのスタジオは都内某所にあり、ガラス窓から一面の池と桜の絶景が眺められる。
天井も高く、至る所に画集や絵画やアフリカン楽器が置かれ、超ナイスな部屋なのだ。Y田さんは、家賃の高いこの東京で、このスタジオを筆一本で維持し続けている、プロのアーティストなのである。
私がもっとも尊敬するアートの師匠だ。
なんとTVチャンピョンで壁画の初代チャンピョンになったこともあるんだぞー。
Y田さんこと安田尚樹さんのサイト
Y田さんからは様々なことを教えていただいた。
「商業美術は線が命。生きている線を描かなければ。」
「ビジネスとアートは違う。」
「ご飯のときにエログロな話をしてはいけない。」
最後の一つはあまりにレベルの低い話だが、数十年商業美術の第一線で活躍されているY田さんの目は厳しく、哲学的だ。
はっきり言って、芸大教授の先生方よりY田さんのほうがよっぽどかっこいい。
約60倍の倍率で芸大に入学して、4年間しこしこと絵画を勉強したとしても、プロとして活躍できる人はホンのわずかだ。ほとんどが生活のために絵をやめていく。私も今年三十路の大台をふむが、同じく芸術を目指してきた同世代の友人のほとんどが今違う仕事をしていたり、主婦をやっていたりする。
じゃあ何のための芸術大学だろうか。芸大は何を育んでいるのだろうか。次世代のアーティストを育てるのが、芸術大学の役目なのではないだろうか。
Y田さんの周りには、彼を慕ってたくさんの若い画家志望の子達が集まっている。
絵で喰っていく実践的方法を、Y田さんに教えてもらえる美術大学があればいいのにな。
1時間目「クライアントに言い訳する方法」
2時間目「時間内になんとか間に合わせつつ、手抜きに見えない方法」などなど。
その方がよっぽどためになると思うんだけど。













