出産後のお祝い

友人に子供が産まれて、お見舞いにいった。「帝王切開は普通に産むより痛かった。」という彼女はとってもくたびれていた。
女は、産むと、ぼろぼろになる。
産むって大変だ。
お祝いに、自分が産後使った骨盤バンドというゴムバンドを送った。
そう、骨盤をね閉じとかないと、太ったままだし、健康に悪い。
ものすごく実際に使えるプレゼントだ。

そんな彼女を見ていたら、いろいろ思い出してしまった。
題して!しんどい時、「あの時ほどじゃないな。まだ行ける。」と思い返すmy経験。
①韓国から個展で展示した絵を自分で抱えてもって返った時。
80号という超でかい絵を新宿から家まで歩いてもって返った。重かった。お財布に200円しか入ってなかった。しかも浮気相手の男に振られたあとだった。何ともいえぬ。情けなや。

②妊娠9ヶ月、いつ産まれるかと思う頃、壁画の仕事に出かけていた。
乗り換えの駅(五反田)の階段がつらかった。一歩、一歩歩いた。あの時の階段はヒマラヤより高かった。

③藍沙を産んで1日目の夜、病院で雑誌の記事のレイアウトだなんだとギャラリー&編集者と電話をした。病院のロビーで、本当に小さな藍沙におっぱいをあげながら、「あの写真のレイアウトを横に!」とか夜中まで電話した。次の日にはゲラチェックをした。正直しんどかった。病院のベッドで泣いた。肉体的に辛いのと、産後だからって仕事の手を抜きたくないのに、うまく体が動かないのと、迷惑かけたくないのと。くやしいのと。まだ腹が出てるのと。
こうやって動いている事で、体が衰弱していく、細胞が老いていくのがわかった。
子供が産まれた興奮と、このまま社会から置いてきぼりになりたくないと、葛藤があった。

でもとりあえず、仕事を続けていられる。
ふんぬ!と、生きていられる。
だから大丈夫だ。結構私は偉い。と、とりあえず自分に言ってあげたくなった。
ギネスビールがうまい。

C、おめでとう。よく頑張った。初めまして赤ちゃん。この世にようこそ。
[PR]
by renaart | 2006-05-30 03:34


<< 須田慎太郎とモデルと ゲリラパフォーマンスという手法 >>