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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

我が家の英才教育は、暗黒舞踏から!

昨晩は絵描きの師匠、Y田さんに誘っていただいて、
舞踏家の玉野黄市さんの舞台を見に行く。舞踏は結構好きなんだが玉野さんの舞台を見るのは初めて。
舞踏はアングラとして忌み嫌われる事もあるが、海外では「ザッツジャパン」という感じで評価され、芸術の1ジャンルとして確立している。
でもあんまり洗練されすぎて、無駄に日本ぶった海外向けものの踊りは好きじゃない。
玉野さんのは、よかったな〜。これぞ舞踏の原点というか、ヘンな事をやり続けてきた人の重みとか、貧しさとか、濃厚で。勇気をもらったなあ。
共演していた工藤丈輝さんの肉体はすごい。何がすごいって、筋肉がすごい。特にお尻。たるんでないな〜。ぎりぎりの筋肉をした男と寝た事は無いが、それってどんな感じかな、とか感じながら見いってしまった。金髪ボディビルダーのてっかてかの筋肉より、私は東洋人のストイックな筋肉が好き!って、聞いてない?

実はちび二人連れで行ったんだが、にゃんの反応がおかしかったなあ。
耳元でこっそり
「ねえ、おじいちゃんなのに、髪の毛二つ結びにしてるね。」
だの
「黒田オサムさんみたいだね。」
だの
「お化けだよね.絶対。」
だの、独自の突っ込みが満載。
あーもじーっと見てたなあ。0歳児からの英才教育、家は暗黒舞踏からのスタートです!

玉野さんは今年で還暦を迎えるらしい。あんなよくわからん踊りを延々と続けて、舞台で弟子達に還暦を祝ってもらえるって、人として最高の幸せだなあ。 素敵だなあ。舞台の最後照明さんに手を合わせて感謝の気持を表す玉野さんを見て、人って生きて来た厚みがちゃんと伝わるんだなあと思いました。人間の位が高い!バーチャルマネーに踊らされている現代人とは格が違うなあ。舞台って怖い。全部透けて見えちゃうから。絵も同じなんだろうな。私も精進せねば。
by renaart | 2006-08-22 13:20

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