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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

自殺したい頃をすぎて

20代前半の頃、趣味のように海に飛び込み自殺未遂を繰り返していた事がある。
人生は重く悲しく孤独でむなしく、どーもどんよりとどうにもならんと思うと男と寝て、絵を描いて、コンビニのパンを吐いて、自殺未遂を繰りかえす。

つくづく厄介な女だった。

幸いな事にいつもお金がなく、今日明日の食事と電気代の事に追われていたので、精神科とかカウンセリングとかに行った事は無かった。
ソンで無我夢中で絵を描いたり子供を産んだりしてたら、いつの間にか自殺願望という物が全く無くなってしまった。

先日21歳の友達と「自殺とは何か」みたいな話をしていたときに正直ジェネレーションギャップのような物を感じた。

気がつくと最近、人生が痛くない。むしろ楽しい。子供かわいいし。絵も好き放題描けるし。有機野菜とかちゃんといい物食べれるし。
痛さとか恥に図太くなってる・・・・。
もちろん表現で喰うのはなかなか難しく、いつもお金を頂く際に、「これはプロの仕事か?」と自問自答し、様々な葛藤を抱えています。
でもあのどうしようもなく苦しかった人生はどこへいってしまったんだろ。

考えてみると、ただ歳を取った訳ではなく、それなりに自分なりの”どーしよーも無い自分”というものに対処する術を身につけたとも言える。
自分を自殺へと駆り立てたストレスのような物へ、具体的に対処をするようになったのだ。
①金がない。電気が止まりそうだ→稼ぐ、もしくはダーに払っていただく、稼ぐ。借金はしない。冷蔵庫の中にある物でしのぐ。カードで買い物をしない。

②人間関係がめちゃくちゃ→必要以上に、友人を持たなくてもいい。でも出会った人びとには一人一人誠意を持って対応する。でもそんなにしょっちゅう電話しなくてもいい。私は周りの人々に常にお世話になっているので、心の中で言うだけじゃなくて声にだして「おかげさまで」と言う。でも譲らない所は譲らない。

③体の体調が悪い。→ひどいときは医者にかかるが、基本的には日々の健康管理である。
眠たいときは寝る。でも早起きを心がける。食べ物はいい物を食べる、自炊。野菜には体に蓄積した科学物質を外に出す役割があるらしいよ。

④絵が滞ってる感じ→とにかく描くしかない。そして締め切りを守る。いい条件や興味深い内容の展覧会は参加する。

⑤なんか無性に不安定→以前なら酒飲んで男と寝ていたのだが、とりあえず寝る。12時間ぐらい寝る。子供かダーに抱きついて寝る。寝る前の呼吸法と入浴法をあみ出した。死海の塩の入った湯船につかる。

皆さんも独自の心健康保ち方を覚えると良いかもしれませんよ。

あ、あと保育園から借りたものをちゃんと返す事も大事だよね。

あ、あと以前は「あ〜死にたい」と言うのが口癖だったんだけど、最近は止めた。そのかわり、「おいしい〜」とか「幸せ〜」とか言う。一日に10回ぐらい言う。
その方が周りに居る人もストレス減るらしい。
もちろん心の中で「あーアタシのアホアホ!絵が全然終わってないし〜貯金残高ないし〜仕事終わってないし〜温暖化で妙に気持悪いし〜なんか肌が老けたし、どうすんのこの状況!」と落ち込む事はあるんだけど、死にたくはない。全然。対処すればいい。パックしたりとか。

言霊ってある。
いい言葉をなるべく吐いていくことによって、まわりも気持よくなる。

あ、あとげんなりする自分(ケータイ落としたり、物無くしたりする)に対しての対処も以前よりうまくなった。外出する時物を必要以上持たない。
そしていざ失敗してしまったときは、とにかく掃除する、そうするとたいていの物は床のどこかや押し入れのどこかから発見される。
最近乾燥機を買っていただき、家中のものを洗濯してみたところ、ダーの左右びっこだったくつしたが24足もそろった。ソンだけまぎれていたというものすごい。だははは。

さて、もう一枚ネオ春画を描きまする。

しかし、自分が不安定って言うのはある程度克服したが、人に迷惑かけてしまう事に関しての恐怖はとてもある。アートプロジェクトが大きくなればなるほど、怖い。
韓国へのメール2通描きます。見積もりがusドルだったりして、それを日本円に換算したりして、へえ、全体未聞のプレッシャー。
いざ、闘うべし。
by renaart | 2007-01-09 13:32

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