2007年 02月 19日
柄ワンピで営業なのら

かとチンとは見ている方向が近い。私はアジアのアートのネットワークを作ろうと思っているけど、かとチンは出版界日本韓国、中国、台湾のネットワークを構築しているのだ。韓国の出版会議に講演会でよばれたりするらしい。私の言葉には具体的なエピソードが少なくまじめ過ぎだと指摘される。
某出版社に「幼なじみのバッキー」営業をしにゆくので、思わず勝負服として前から欲しかった柄ワンピを購入してしまった。目指そう、プレゼン成功率120%、好感度なオンナ。
反応は・・う〜む。まだわからないけれど「うちではねえ1万部以上売れる本でなくてはなかなかね・・」と編集者のKさんに言われました。
がーん。
一万部売れる女になりたい。
でもそのまま落ち込んでても何だし、お洒落して来たので、何故か澤田サンダー氏と銀ブラ。
ヴィトン日本本店などにも足を運ぶ。今までどうせ私には縁がないと思って出入りした事の無い場所。
でもそれじゃ駄目かなと思ってさ。とりあえず気合いだけでも負けないで物作りしないとさ。
もちろん買うつもりは無いんだけどさ。でも¥60000とか¥70000とか買えない金額でもないんだな。そう考えると私の絵を30万円とかで買っていただくって、結構ものすごい事だなあとか、貨幣価値について考える。
「スイカとかのカードがさ、もっと発展したら、こう言う店の入り口は所得が無い人はカードで”ビビビー”とか鳴らされて、入れなくなるんだろうね。」
とサンダー。
数ヶ月後の未来像として、かなりありえそうだ。
ギャラリーライブ&モリスで、オーナーの森さんと雑談。
「あんたはね、いつも目の前の事でいっぱいいっぱいだけど、ちょっと先のことをいつも考える余裕を頭の隅にもたんとあかんよ。人の5倍エネルギーを持って、育児と、旦那さんと、アートと、そして、世界平和と。大きく目を開いていかんとあかんよ。日本の美術界なんかにまどわされちゃあかんよ。そうすれば私はあんたをがん、と押し上げていきたいと思うとるからな。」
しぶとくこの銀座で何十年も画廊をやリつづける、その粘り強さと含蓄に勇気づけられる。
あんまり歪まず、とにかく誠意を持って、目の前のことを一生懸命やりながら、平和な世界に向かって絵を書き、母乳を飛ばすのだ。
by renaart
| 2007-02-19 21:15