”年下の彼計画”失敗!恋のデストロイヤータイガーの巻き。

実は昨日古坂るみ子さんのイラストを仕上げねばならないという事態ではあったのだが、昨日二十歳の大学生の●君からデートのお誘いが。まあ仕事をしたいのはやまやまなのだが、「現代の絶望」と戦う桃色ゲリラ頭領として、ここで旬な若者の絶望と触れる事の出来る絶好の機会を逃しては世界各国に居る桃色ゲリラ隊員の皆様に申し訳が立たぬ、「エロス」と名乗るアーティストとしても、ここは断るわけにはいかぬ!という強い決意で行ってきました。新宿、映画鑑賞。そうよ、今まで私の周りにはおっさん(しかも貧乏な)が多すぎた。物心ついてからそういえば年下とつきあった事ないもん。こんな日の為に買ったんじゃないか!コムサのスーツ!
待ち合わせ場所にちょこんと立つ●君は大学の図書館で借りた心理学の本を手にしていた。何の映画を見ようかと新宿の街をふらふらと彷徨う。途中寒くてマフラーを巻いてもらうのはお約束ね。でも其処で出会っちゃたのさ、新宿の顔、タイガーに!(写真)
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「あらーお姫様と王子様。プリンセスとプリンス。とてもよくお似合いですよ、お二人の愛の為に、一緒にコーヒーでも如何ですか。お時間は取らせないから。」という訳でなぜか初デートなのにタイガーと3人でコーヒーを飲みながら何の映画を見ればいいか相談。でもタイガーが撮ってくれた記念写真には私しか写ってない。タイガーが見せてくれた何十枚もの映画のチラシのなかから「トニー滝谷」を見る事に。これは宮沢りえちゃんとイッセイ尾形さんの共演で、原作は村上春樹。市川準監督、音楽は坂本龍一。生粋のピュアな大人の恋愛映画だ。りえちゃんLOVE!そしてイッセイ尾形さんの一人芝居の奥深さLOVE!村上春樹の本も大好きな私に取って見逃すわけにはいかない映画だ。3時からの回は間に合わないので、5時からの回を、にゃんのお迎えにいってから●君と3人で見る事に。ウィンドウショッピングなどを楽しみながら●君と保育園ににゃんをお迎えにいく。先生に「弟さんですか?」と聞かれる。顔が似ているらしいんだな。なんとか5時に間に合い、無事映画鑑賞。見終わった後感想などをゆっくり語らってから映画館の外に出ると、其処には再びあのタイガーの姿が!
「新しいファミリーみんなで伊勢丹のファミリーレストランに行きましょう!」って、タイガー!邪魔だよ!!ファミリーじゃないよ、恋人!こっちはデートしてるんだよ。●君も「タイガーさんっていい人ですね。」じゃないよ!これから愛を語らう所だったのに〜。何やら宇宙レベルで私の恋の行方を阻む指令が出ているような気がする。離婚問題が具体化してきたのは去年の12月後半、ちょうどスマトラ沖地震が起きた時だ。まさに津波がインドネシアを襲った12月26日、私は府中で拷問トークというイベントでバイブをアソコに入れてパフォーマンスをしていた。そういえば今年の正月、元旦の朝、私の旧旦那、チンドンよしの氏が自宅で仕事の準備をしていると何故だか大きな蜂が家の中に入ってきて、吉野氏の手をちくりと刺した。元旦から家の中で蜂に刺されるほど縁起の悪い事ってあるだろうか。あのとき蜂を使者として送った者と、昨日タイガーを送った者は同一犯ではなかろうか。しかしどんな障害があろうとも、私は懲りない。あくまでLOVE&PEACE。

現代の絶望所有者●君は最近の殺伐とした社会に関して、同じ大学の仲間の中にもその空気を感じると言う。「何ていうか凄く空虚で空っぽなんですよ。」それは私が二十歳のとき拒食症に苦しんでいたとき感じていた恐怖や不安ともまた質が違うんだろうなと思う。この10年で世界はずいぶん変わった。地下鉄オウムの事件が起こったのが1995年。宮崎勤の事件は1990年。今、小学校は不審者の侵入を恐れ、入り口をオートロックにしようとかしているらしい。本当のところ、今、何が起こっているのか誰にも分からないまま、誰もが不安を抱えている。保育園では最近銃ごっこが流行っていて、男の子はみんな積み木で作った銃を抱えている。「こら!お友達に銃を向けちゃだめでしょ!」と叱る先生のなかにヒステリックなものを感じる。本当は子供を叱るときもっとおおらかであってもいいのだと思う。もちろんこどもに悪い事は悪いと教えなくてはいけない。でもそのとき大人があまりにもきりきりしてはいけない。ゆったりした愛を持ちながら、叱ることができたらいいのにな。今日本は集団ヒステリーの中に居るような気がする。現代を覆う形の無いお化け。それは何なのか、その正体を知りたい。

ちなみにトニー滝谷は名画。しんしんとした大人の大事な人を失った悲しみが伝わってくる。一つ一つ積み上げてまた失っていく切なさ。それが生きるってことかも。西島秀俊さんの乾いたナレーションも効いてる。テアトル新宿でやってます。でも平日とはいえ客は入っていない。多分20人ぐらい。こんなにビックネームがそろっても、これしか入らないのか。もったいないよね。あんなにいい箱なのに。機材もいいのに。映画館のほかの使い道って無いのかね。一日貸し切りとかできたらいいな。200人ぐらいガンバってお客さん集めてさ。絵とか音楽も盛り込んで、若手作家紹介デーみたいの。企画を持っていこうかな。
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by renaart | 2005-02-25 11:49


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