新宿のキャバクラ「GOSHIP」今日オープン
「GOSHIP」in 歌舞伎町、東通り のキャバクラです。
麗奈タンのペイントしたオブジェもあるよ!サインもしときました。
ゆらゆらと夜の歌舞伎町に揺らぐ生命の固まりような そんな女神像を作りました。
これをみて、エロティクな気持ちになってくれるかな、ただ写真は掃除中、通常のライトとちがうので、雰囲気が伝わらないかな〜。
ペインターの林君と一緒に描いたロゴのレタリングのぼけ具合(水の中にたなびいてる感じ)が自分的にはお気に入り。さらには、一日で仕上げたという仕事の能率の速さも自慢だ。
クライアント様にもご満足いただいたようである。
お客満足率120パーセントが、売りでございます。
ブルーの種類を10ぐらい使った。ウルトラマリンから、セルリアンブルーから、ターコイズブルーまで。
林君は中卒の絵描きなのだが、今は某商業アートの会社の役員をやっている。
現場で叩き込まれた技術(納期までに仕上げる作業時間の調整、カラーの彩度調整、エアーガンの手入れ、刷毛の使い方。経費の無駄をなくす、など)
がすごい。毎回いろいろな事を教わる。私の尊敬するえかきのひとり。
なんだかなあ、こういうとき、芸大生とかだと「芸術だから、時間をかけたい。作品だから、どうしたい、」とか諸々プライドが高くって現場でうまくいかないことも多い。
予算と時間の枠の中で、作品のどこを工夫するとか。なにかをあきらめるとか切り捨てる事も大事だ。
多くの芸大卒業生は絵がお金にならず。職人の林君は、テレビのセットやお店のインテリア、なんでもやって、とりあえず絵で食ってる。
美術教育って、なんだろなあ。
好きな絵しか描かない。思想も強制されたくない。(コカコーラのCMとかはやりたくない。そんな話もこないけど)
しかもそれで食ってる。
しかもそれで子供まで育てて。
という私の状況は、日本のアート会ではかなり奇跡的な状況だと言える。うーん。
歌舞伎町では最近中国のお客さんが多いらしいよ
という話をしたら
「え!俺の知ってる中国人はぜんぜんそんなお金持ってないよ」と林君。
上海での仕事が最近多いらしいのだが、同じ現場で働く中国人労働者は一日600円とかで働いており、「お前ら日本人はいいよなあ、一日3000円ぐらいはもらってるんだろう」とか言われるそうだ。「俺、申し訳なくて、自分がいくら日当でもらっているって言えなかったよ。」
日本では、商業壁画の世界では一日職人さんに11000円〜20000円ぐらいの給料が通常だ。
多いのだか、少ないのだか。フリーの場合は、仕事中の事故などの補償もでないので、ひどい職場と言える。
絵描きの地位向上もしていきたいなあ。絵描き自身も「俺たちは、自分たちで選んだんだから、貧乏しても当たり前」みたいな風潮があり、大変よくない事だと思う。
絵描きも、労働組合作りません?
誰かが給料未払いだったら
「金払え〜」「残業代払え〜」等々。文句を言ったりするの。
絵でお金にするためには、ブランド力が必要なのかもしれないな。


















