ロスジェネ刊行記念作品も紀伊國屋で販売!

私、この歴史的な小説に挿絵を描かせていただいたのだ。
時代の悲鳴みたいなものが、ぎゅっとつまった小説。
怨念の臨界点をひきこもりのネット右翼の一人称で書いている。いつもネットで見るような言葉なんだけど、大澤さんはその状況を優待離脱して、「社会そのもの、人間そのもの」を現代の言葉で書き起こしているのではないか,と思った。
この物語で描かれている、閉ざされた青年が抱く暴力は、秋葉原の事件にも通じるような気がする。
明日の紀伊國屋イベントは、この時代に暴力ではなくどうやった言葉で人々とつなげていくのか、探るすごく貴重な機会だと思う。たんなる馴れ合いでも、お決まりの正しい、正しくないといった言葉ではなく,多方面からいろんな角度で今を見つめる言葉を探したい。
しかし時代の求める小説作品を誰よりも早く読めるって、これぞ編集委員の特権かな。一読しただけで、引き込まれ、「大澤さん、これに絵を描かせてくださいよ!」と勢いつけて言ったら、本当に書かせていただくことになりました。ありがとう。大澤さん、編集長。文章に触発されて,自分のまだ見ぬ才能を引き出された感じ。どうにもならない現代の怖さ、みたいなものが言葉と絵で脳の右脳と左脳に同時に伝わったらうれしい。就職面接に何度も何度も落ちて、夢をあきらめ、絶望と混乱にある女性の絵。
「増山さんは、今プロの画家になって,結婚して子供も居るけど、もし,増山さんが20代からずっと負け続けてきたら..という事を考えて,その人たちにも届く絵を描いてください」と大澤さんに言われました。うーんあんまり一般に言われる勝ち負けの尺度では生きていた訳ではなく、自分が信ずる道を歩んできたのだが・・。考えてみると一度も就職活動したことないし・・(社会なめてる?)アートやりたいから不安を感じたら,それをかき消すように無理矢理締め切りとか個展の予定をつくって走り続けてきた。考えてみるとここ10年ぐらい私にとって敵とは正社員ではなく、”もう何歳なんだから、おっぱい出すのはやめとけとか””絵だけ書いて運動はやめとけ”といった「社会的常識」といった無言有言の圧力でした。そして私をタフにしてくれたのも、主婦や母親をやりながら出会う普通の人々とのコミュニケーション、でした。
通常のコミュニケーションを行いながら、自分勝手を貫いていく、そのとき人は鍛えられるのだ。話がずれました。大澤さんの小説挿絵です↓

これを,限定20部プリントだけ、版画にして発売することにしました。森下泰輔氏の工房にある超高画質顔料インクで刷るので、退色しないのです。永久に愛していただける芸術作品です。
「壊れていく人々(大澤信亮小説「左翼のどこがまちがっているか」挿絵)」サイズA4 額入り で、なんと5000円!(5万円じゃないよ!5千円だよ!)サインとエディションがつきます。
購入希望の方は、ご連絡ください、明日、,紀伊國屋サザンシアターでも販売するよ!
あと、もうひとつ!ロスジェネ創刊を記念して作ったPOPにさらに手を加えて書き下ろした作品。

「ロスジェネ創刊記念 ピンク革命前夜」こちらも額に入れて、5000円。
限定20部プリントしました。こちらも紀伊國屋で販売します。
あと、なんとロスジェネ関係の絵画作品を買ってくださった方先着25名様には、!!なぜか都内8店舗香名屋チェーンで使える無料そば券&新宿御苑にあるラーメン屋しろ八の絶品ラーメン無料券があたります!すごくない?ラーメンが当たる芸術。目指せ物々交換アート!店長ありがとう!
空の色に、今の混沌とした時代から抜け出す一つの希望を塗りました。
朝日の斉藤美奈子さんも書いていたけれど、「個人的なルサンチマンを超えて、社会変革へ」。人を傷つけ,奪い合うときのあのすんばらしい能力と実行力を、なんとか革命を起こすほうのパワーにもっていきたいですよね!
売れたら、にゃんに自転車買ってあげたい。2歳の誕生日に買ってあげた自転車をまだ乗っているのだが、補助輪もとれて、どうも窮屈そう。もういいかげんあーたんに譲ってあげてもいいのではないかという感じで・・。あと、9月、にゃんの7歳の誕生日に、ニャンの通っているバレエの発表会があるので、なんとか出してあげたい・・。
と言った,個人的な邪心もありますが・・(笑)
というわけで、明日は紀伊國屋サザンシアターで、会いましょう。絵も展示・販売してるよ!
↓
次々と世に出る「思想地図」(NHK出版)、「VOL」(以文社)、「フリーターズフリー」(人文書院)、そして「ロスジェネ」 (かもがわ出版)。編集者たちは何をめざすのか。徹底討論の場を設定した。
とき
6 月27 日(金)19:00 開演(18:30 開場)
ところ
東京・紀伊国屋新宿南店サザンシアター
(紀伊國屋書店 新宿南店7 階)
料金
1,000 円(税込/ 全席自由)
〈第1部〉
出演者
・浅尾大輔 作家、「ロスジェネ」編集長
・雨宮処凛 作家
・増山麗奈 画家、「ロスジェネ」編集委員
〈第2部〉
出演者
・赤木智弘 フリーライター
・東 浩紀 東京工業大学特任教授、「思想地図」編集委員
・大澤信亮 批評家、「ロスジェネ」編集委員
・萱野稔人 津田塾大学准教授、「VOL」編集委員
・杉田俊介 介護労働者、ライター、「フリーターズフリー」編集委員
■チケット前売所
■電話予約・問合せ
■Web予約
■サイン会参加方法
■共催
キノチケットカウンター(新宿本店5 階)
紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7 階)
(いずれも受付時間は10:00 ~18:30)
紀伊國屋サザンシアター 03-5361-3321(10:00 ~18:30)
※予約開始は5月26日(月)より
http://www.kinokuniya.co.jp
当日、会場にて出演者の著作をお買い上げの先着150 名様に整理券を配付いたします。
かもがわ出版、紀伊國屋書店
あと、当日会場でまくための映画告知チラシを作りました。

え!私の顔違う?4年前の写真です(笑い)
映画のほうは、神楽坂恵さんや増田俊樹さんが、再現ドラマ部分をがんばって演じてくれています。先日は新潟で自殺未遂事件を撮影したそうで。10人ものスタッフが手伝ってくれたそうです!なんだかだんだん増山麗奈プロジェクトが大きくなってきましたね。応援お願いします。
ちなみに日曜日は、私、再現ドラマの最後のシーンの撮影をするのです。ちょっとしたお色気シーン(死語!)もありまして.ダイエットしなきゃな・・。













