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地球を楽園にする芸術家・増山麗奈のブログ

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画家・ジャーナリスト・映画監督の増山麗奈が社会×アートを取材発信します!

ぞうさんと商才

連休はチビ達と「ガケの上のポニョ」を見て、市原ゾウの国に行ってきました。
割と家族愛なお休みでした。
あーたんとにゃんが、ゾウさん、きりんと触れあえて、楽しそうでした。

ところで、市原ゾウの国には、7頭ものぞうさんがいるのですが、原料高で食費が大変なんじゃなかろうかと考えてしまいました。すごく駅から遠いへんぴなところに有るし、最寄りの駅も無人駅で本数少ないし、原油高で車に乗ってお出かけする家族も減っているというし。
しかし、連休まっただなか、お客さんは満員に近く、楽しみにしていた「ぞうさんにのるチケット」も完売でした。年間16万人もの人が訪れるそうです。
ここは先日自殺未遂を計ったカンヌ主演男優賞の柳楽くん主演の「星になった少年」の原作舞台となった動物園です。
園長さんのおかあさん小百合さんは、さすが商売上手!と思いました。
ゾウさんに2千円渡すとお人形をプレゼントしてくれたり、えさも有料だったりと入場料の他に、あらゆるところでお金がかかります。
でもイヤな感じはしません。日本で史上初というぞうさんショーのクオリティも高いし、象使いさんとゾウさんの芸人(芸象?)根性みたいのもひしひしと感じて、「これならカネをはらってもいい!」と思いました。
ちなみに象使いさんはタイ王国出身の方々、園の掃除や送迎のドライバーさんもタイ人が多かった。その辺で人件費削減しているのかな、と思いました。
動物達一匹一匹に配慮が有り「今オウムの○○ちゃんは体調を崩しているので、ストレスがたまらないように、このトリ達と一緒に居ます。えさは与えないでください」と看板がかかっていたりとか
まったくの雑種の犬にもちゃんと看板がかかってあって「見かけは怖いですが、心優しい子です」とか。
プレイリードッグは柵などもなく、ほぼ自然に近い状態でお披露目していたり、
動物達にとっても楽しい場所であるように、心がけ、すごく細かいところまで手が込んでありました。

時々ちゃんとバラエティやメディアに露出して、園のアピールしてし続けるところも、すごい!「日本中の動物園のゾウを幸せにする」というなくなった息子さんの夢を,家族で追いかけて、なんと木更津に53ヘクタールもの土地を買ってゾウの老人ホーム「ぞうの楽園」の建築準備も進めているそうだ。
す、すごい。
若くしてなくなってしまった息子さんの為に泣いてばかり居たって、ゾウさんは食わせられないもんね。ゾウサン達を食わせていく為にえんやこらぁさっと、
甲斐性のあるお母さんだなあ・・。と、無邪気に動物と遊ぶ娘達とは違った目線で、動物園を楽しんだ私でした。

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by renaart | 2008-09-16 11:56

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