ただいま〜
そりゃあそうよ〜昨日ダメだしを食らったのがめちゃ悔しいので、今日は補色をおつゆ(凄く水で薄めた塗料)でかけたり、葉っぱのとこのアウトラインをぼかしたり、描きながら「この鳥が生命の歌を歌うのだ!」とか独り言をいいながらノリノリで描いたんだからさ。
Y田さんは私が通っている日中はディズニーランドの壁画の仕事に行っているので、いつも留守。一人暮らしの男性のお宅に留守中にお邪魔するってなんかエロい。トイレやお風呂、台所や環境植物などを見ながら日々のY田さんの生活ぶりを妄想したりして。部屋には男の有り様がそのまま現れるよね。Y田さんちに来ると、20歳ぐらいの時につきあっていた年上の彼を思い出す。その彼は芸術家だったのだが、ずいぶん年が離れていた。今は彼の顔とかはあまり思い出さないが、その部屋の事はよく思い出す。いろいろなオブジェや本が品よくきちんと並んでいた天井の高い部屋だった。孤独がしんしんと伝わってくる部屋。当時柏のアパートに住んでいた私は彼の家に足げく通ったものであった。
急いで家に帰ると「おかえり」という声がする。ひゃー久しぶり〜!誰かにお帰りって言われるの♥今日は仕事で間に合わないという事を理由に某戦場ジャーナリスト志葉玲さんににゃんのお迎えにいってもらい、しかも夕ご飯まで作ってもらったのだ!メニューはなすとトマトのスパゲッティと、ペペロンチーノと、お豆腐のサラダ!しかも結構おいしいじゃ〜ん。レシピをインターネットで調べてプリントアウトしてもってくるなんざあ、あんた、マメだね!でもこれでいいのか戦場ジャーナリスト!志葉さんの書いたアチェの記事が今日発売のフライデーにカラー3ページで載っているぞ。あややの恋愛発覚の記事も3ページだが、こちらは白黒。志葉君、あややに勝ったね!
それでも終わらぬ今日は吉祥寺のバウズシアターでワールドスピリットというパフォーマンスのような映画を見る。しかしなんか宗教臭くてたまらんと途中下車。まあにゃんが眠そうだったという事もあるのだが。
帰りの電車で隣に座っていた男性にナンパされる。年のころは35歳。サラリーマン風。「ほんとかわいい子だね。お姫様だね。」とすっかり寝てしまったにゃんを見て。何故だかにゃんの脱ぎ散らかした靴を持って付いてきてくれる。「シングルマザー?」と聞かれたのでそうだと答えると、「でもこんなかわいい二人だから、大丈夫だね、今度ご飯食べようよ、3人で。」と言われる。帰り際に電話番号を聞かれ、ついタイプだったので教えてしまった。でも登録がにゃんの名前でされていた。いったい彼の目的は私なのか、にゃんなのか。
しかし結構最近もてるな。なんでだろう。溢れる母性がポイント?今日本の男性は母性に飢えているのだろうか?
写真は生協の宅配雑誌のPOCO21表紙。なんと表紙のイラストを書かせていただいたのです。デザインは望月昭秀さん、必殺編集者は國貞陽一さん。

かわいい表紙にしていただいて光栄です。よかったらまた声かけてください!

















